出版者
日経BP社
雑誌
日経メディカル (ISSN:03851699)
巻号頁・発行日
vol.32, no.8, pp.50-52, 2003-08

診療報酬の減少を背景に、ここ数年、整形外科医と柔道整復師との争いが激化している。経営に長け、患者を集める接骨院に対して、整形外科医の不満は募る一方だ。いさかいを乗り越え、共存共栄の道を見いだすことは可能なのだろうか。 現在、関節症、肩凝り症、腰痛症の筋骨格疾患で理学療法などを受けている通院患者は約430万人。この数は高血圧患者に匹敵する。
著者
武内 可尚
出版者
日経BP社
雑誌
日経メディカル (ISSN:03851699)
巻号頁・発行日
vol.32, no.7, pp.129-133, 2003-07

◎母体免疫が尽きる幼児に好発する。年により流行する亜型ウイルスが異なるため、感染症情報に注意を払う必要がある。今年はエンテロ71による手足口病の流行年。◎乳児から学童で、発熱・頭痛・嘔吐を主徴として受診したときは無菌性髄膜炎を考える。◎咽頭結膜熱では急激な高熱、咽頭痛、しばしば腹痛や関節痛を伴うが、ほとんどは下熱とともに全快する。
著者
石黒 敏洋
出版者
日経BP社
雑誌
日経メディカル (ISSN:03851699)
巻号頁・発行日
vol.40, no.2, pp.147-149, 2011-02

術後せん妄の発症が疑われた入院患者が、病院の建物から転落死しました。遺族は、術後せん妄の発症やそれによる転落死を予見できたなどとして病院側の注意義務違反を訴えましたが、裁判所は棄却しました。事件の概要 男性患者(当時63歳)は、2005年2月23日、食道癌の治療のため大学病院に入院し、3月8日に食道亜全摘手術を受けた(以下、第1回手術)。
著者
清水 陽一
出版者
日経BP社
雑誌
日経メディカル (ISSN:03851699)
巻号頁・発行日
vol.35, no.11, pp.223-225, 2006-11

父が医療事故で亡くなったとき、看護師がミスを正直に告白した。その誠意ある態度に心が救われた。私は「うそをつかない医療」を実践することを固く誓った。医療事故隠ぺいの根絶を訴え、精力的な活動を展開する循環器内科医・清水陽一。臨床では8000例のPCI(経皮的冠動脈インターベンション)を手がけた心血管カテーテル治療の「名手」として知られる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経メディカル (ISSN:03851699)
巻号頁・発行日
vol.38, no.1, pp.64-69, 2009-01

医学部人気が高まる一方で、医師からは「逆風が続くので子どもを医者にしたくない」との声も聞こえてくる。今の子どもたちが第一線で働く30年後、医師の労働環境は激変、厳しい「格差社会」が到来しているかもしれない。医師か、他業種か?"医者の子"の職業選択事情 「医療崩壊が叫ばれているが、医学部の人気は高まる一方」。