著者
高島 大典
出版者
栃木県農業試験場
巻号頁・発行日
no.28, pp.47-54, 1982 (Released:2011-03-05)
著者
沼尾 貴延
出版者
栃木県農業試験場
雑誌
栃木県農業試験場研究報告 (ISSN:03889270)
巻号頁・発行日
no.68, pp.41-49, 2012-03

カーネーションの2年切り栽培における適正な切戻し高さ,切戻し前後のかん水管理,栽植密度および仕立て本数について検討した。また,栃木県の主要栽培品種における2年切り栽培への適応性の確認を行った。2年切り栽培における切戻しの高さは,切戻し後の芽整理の本数が少なく,株の生存率が高い10cmが適している。切戻し前後のかん水管理は,切戻し前までかん水を継続することで,植物体への水分ストレスが軽減され,出荷可能本数が確保できる。2年切り栽培にはスタンダードタイプでは出荷可能本数の多さから「エクセリア」が,スプレータイプでは生存率の高さおよび出荷可能本数の多さから「インテルメッツオ」,「デリカード」,「ガンジーイエロー」が適している。
著者
吉原 泉 矢田部 健一 村上 文生
出版者
栃木県農業試験場
巻号頁・発行日
no.46, pp.43-48, 1997 (Released:2011-03-05)
著者
石原 良行 高野 邦治 植木 正明 栃木 博美
出版者
栃木県農業試験場
巻号頁・発行日
no.44, pp.109-123, 1996 (Released:2011-03-05)
著者
菊池 聡 吉田 剛 佐藤 隆二 根岸 直人 半田 有広 麦倉 秀明 木野本 真沙江
出版者
栃木県農業試験場
雑誌
栃木県農業試験場研究報告 (ISSN:03889270)
巻号頁・発行日
no.78, pp.53-58, 2018-03

ホウレンソウ,ブロッコリー栽培で放射性セシウムの吸収移行抑制を図るため,圃場に加里,ゼオライトや大谷石を投入してその効果を検討した。しかし対照の加里慣行施用区を含め,全ての処理区で植物体の放射性セシウムは不検出またはごく微量が検出されたのみであり、効果は判然としなかった。自家製堆肥や腐葉土を使用せずトマトの2次育苗を行うため,50穴セルトレイによる2次育苗を試みたところ,培養土は市販の「げんきくんセル100」を使用し,塩化カルシウム,第1燐酸カリおよび硝酸カリウムを配合した底面給水養液を使用することで,伸長を抑制することができた。放射性セシウム汚染堆肥を圃場へ投入した場合の吸収移行を検討したが,ニラおよびトマトへの吸収移行は認められなかった。
著者
大谷 和彦 薄井 雅夫 青木 純子
出版者
栃木県農業試験場
雑誌
栃木県農業試験場研究報告 (ISSN:03889270)
巻号頁・発行日
no.52, pp.1-18, 2003-12
被引用文献数
1

1995-1999年栃木県産米のタンパク質含有率(玄米乾物)の平均値は7.55%で、5.4-10.2%と変動の幅が大きかった。その変動要因は、地域、品種および土壌ごとに異なっていた。そして、食味改善のためにはタンパク質含有率を8%以下にする必要があった。米タンパク質含有率を高めてしまう肥培管理は、基肥や追肥で窒素を多く施肥することであった。多湿黒ボク土において、基肥窒素量0.2kg/a、出穂前40日に肥効調節型窒素肥料で0.2kg/aの計0.4kg/a、慣行の6割に窒素施肥量を減らすと、米タンパク質含有率が明らかに下がった。気象要因では、登熟期の積算気温の関与が大きかった。特に、登熟後半も高温が続くとタンパク質含有率は高まった。また、出穂前20日の生育量から、タンパク質含有率および玄米収量を予測することができた。