著者
河井 保博
出版者
日経BP社
雑誌
日経インタ-ネットテクノロジ- (ISSN:13431676)
巻号頁・発行日
no.45, pp.11-13, 2001-04

Web高速化の手段として注目を集めるコンテンツ・デリバリ・ネットワーク(CDN)。そのCDNを中心テーマとしたイベントが,米国のニューヨークで開催された。展示会場には,コンテンツ・デリバリ・サービス(CDS)やCDNの中核となるキャッシュ製品がずらりと顔をならべた。また,複数のCDSを併用できる新サービスや,CDNをPtoP(ピア・ツー・ピア)型で実現する新手法も登場した。
著者
実森 仁志
出版者
日経BP社
雑誌
日経インタ-ネットテクノロジ- (ISSN:13431676)
巻号頁・発行日
no.47, pp.182-185, 2001-06

インフォマートは5月14日,食品食材業界向けの会員制情報提供サイト「FOODS Info Mart」のシステムをリニューアルした。アクセス増加時にパフォーマンスを低下させないため,容易にマシンを増設(スケール・アウト)できる構成を採用。3階層システムを採用し,各層の役割が明確になるようにプログラムを再構成した。ボトルネックを判別し,的確にスケール・アウトするためである。
著者
福田 崇男
出版者
日経BP社
雑誌
日経インタ-ネットテクノロジ- (ISSN:13431676)
巻号頁・発行日
no.55, pp.13-15, 2002-02

Webブラウザの選択肢が増える。ノルウェーのオペラ・ソフトウエアの「Opera6.0 for Windows」(日本語版)や,オープン・ソースの「Mozilla」の正式リリースが間近である。事実上,「Internet Explorer」,または「Netscape」しかなかったブラウザに,新たな選択肢が加わる。一方で,業務向けのブラウザも登場している。アクシスソフトウェアの「Biz/Browser」である。
出版者
日経BP社
雑誌
日経インタ-ネットテクノロジ- (ISSN:13431676)
巻号頁・発行日
no.41, pp.183-187, 2000-12

障害に強いシステムを作っても,それを生かす運用がなければサービス・レベルは保てない。ポイントは2つある。1つは十分に堅固なインフラを用意すること。これはデータセンターの利用でほとんど解決する。もう1つは,問題の発生に先手を打てる監視・サポート体制を敷くこと。開発の初期段階から監視・サポートを考慮したシステムを作るのが望ましい。
著者
佐々木 元也
出版者
日経BP社
雑誌
日経インタ-ネットテクノロジ- (ISSN:13431676)
巻号頁・発行日
no.22, pp.82-89, 1999-05

「既存のデータベースのデータをインターネットで容易に提供できるXML(eXtensible Markup Language)には,非常に注目している」(三和銀行 リテール統括部 角田 文彦部長代理)。三和銀行,富士銀行,日本興業銀行,日興証券は,XMLを使い,顧客の資産状況や取引履歴,為替相場,新商品情報などを顧客ごとにカスタマイズして配信する「インターネットパーソナルダイレクトメー…
著者
実森 仁志
出版者
日経BP社
雑誌
日経インタ-ネットテクノロジ- (ISSN:13431676)
巻号頁・発行日
no.48, pp.48-57, 2001-07

サーバー負荷分散装置の高機能化が進んでいる。URLなどHTTPヘッダーといったアプリケーション・レベルの情報を解釈して,柔軟かつ的確にデータを振り分ける製品が増えてきた。トランザクション処理を実行する携帯電話向けサイトで利用したり,クライアントの種類によって特定のサーバーに振り分けたりするときに活用しやすい。
著者
キーズ フィリップ
出版者
日経BP社
雑誌
日経インタ-ネットテクノロジ- (ISSN:13431676)
巻号頁・発行日
no.44, pp.146-149, 2001-03

異なるASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)が提供するアプリケーションや社内アプリケーションを統合して利用できるようにする「ASP統合サービス」が登場した。ジャムクラッカーやアウトタスクなどの米国ベンチャーが2000年にサービスを始めた。
著者
安東 一真
出版者
日経BP社
雑誌
日経インタ-ネットテクノロジ- (ISSN:13431676)
巻号頁・発行日
no.50, pp.11-13, 2001-09

自分自身をメールの添付ファイルに埋め込んで大量に配信する「サーカム」ウイルスが猛威を振るった。その感染スピードは国内で史上最高だった。理由は,ユーザーとウイルス対策ソフトを"だます"手口が巧妙だったこと。一部のメール・ゲートウエイ型のウイルス対策ソフトは,サーカム・ウイルスを当初検出できなかった。
著者
山崎 洋一
出版者
日経BP社
雑誌
日経インタ-ネットテクノロジ- (ISSN:13431676)
巻号頁・発行日
no.54, pp.116-119, 2002-01

日比谷花壇は2001年8月,花の通販サイト「hibiyakadan.com」を大幅リニューアルした。ユーザーからの苦情が多かった注文作業の手順や操作性など,合計176項目を改善した。その結果,リニューアルを境に販売点数が2.5倍と大きく伸びた。また,リコメンデーション・システムを使ってユーザーのし好についての情報を集め始めた。
著者
中島 章
出版者
日経BP社
雑誌
日経インタ-ネットテクノロジ- (ISSN:13431676)
巻号頁・発行日
no.34, pp.14-16, 2000-05

WebブラウザとWebサーバー間のセキュリティ向上のために不可欠となっているSSL(セキュア・ソケッツ・レイヤー)。ただしSSLを使うには処理能力を要し,Webサーバーのレスポンスの低下,対応できるユーザー数の減少という問題につながる。各メーカーが製品化し始めた「SSLアクセラレータ」を導入すれば,WebサーバーのSSL処理能力を数十倍に向上させることもできる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経インタ-ネットテクノロジ- (ISSN:13431676)
巻号頁・発行日
no.35, pp.172-175, 2000-06

高木証券が,新しい通信サービスであるIP-VPNを使った広域イントラネットの利用を開始した。NTTエムイーのXePhionを用いて全国16本支店とデータセンターを結び,Webサーバーや電子メールを使った営業支援システムと株価情報配信を実現した。フレームリレーも候補に挙がったが,運用の容易さや将来の拡張性からIP-VPNを選択した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経インタ-ネットテクノロジ- (ISSN:13431676)
巻号頁・発行日
no.28, pp.84-87, 1999-11

検索エンジン分野に新しい会社が現れた。使いやすいユーザー・インタフェースと検索結果の質の高さによって注目を集めている米Google社である。ベータ版による評価フェーズを経て,9月21日に正式サービスを開始した。2000台ものLinuxサーバーを利用し,リンク先のサイトまでを合わせて検索することで検索の質を高めている。今年11月頃までには日本語の検索サービスも提供する予定だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経インタ-ネットテクノロジ- (ISSN:13431676)
巻号頁・発行日
no.30, pp.76-81, 2000-01

高速なネットワークに支えられ,インターネット上ではさまざまなEサービスが実現される。代表例がアプリケーション・ホスティングや,ECサイトのようなコンテンツ提供サービス。企業内からはサーバー・リソースが姿を消し,業務システムの運用が楽になる。企業がEサービスを実現するためのシステムも同様だ。一般消費者にとっては,生活面で役立つEサービスが充実する。
著者
安東 一真
出版者
日経BP社
雑誌
日経インタ-ネットテクノロジ- (ISSN:13431676)
巻号頁・発行日
no.51, pp.46-55, 2001-10
被引用文献数
1

Webサイトでのアクセス履歴などから,ユーザーの好みや興味を把握し,その人に合わせたコンテンツや商品を自動的に薦める「リコメンデーション・システム」——。今年に入って製品数が倍増し,推薦コンテンツを選ぶ仕組みや,価格帯の選択の幅が広がった。数百万円台の低価格製品もいくつか登場し,中小規模のサイトでも導入しやすくなった。
著者
小松原 健
出版者
日経BP社
雑誌
日経インタ-ネットテクノロジ- (ISSN:13431676)
巻号頁・発行日
no.37, pp.125-134, 2000-08

携帯電話,PKI(公開カギ基盤)など,さまざまな分野でバイオメトリクス認証が利用されるようになってきた。指紋や音声,サインなどを使った認証は本人を確認する決め手となりうる。ID/パスワードの代わり,あるいはその補完手段として注目され,実用化が進んでいる。(小松原 健=komatsub@nikkeibp.co.jp) 人はもともと顔や容姿などや声,くせなどさまざまな特徴を持つ。
著者
中島 募
出版者
日経BP社
雑誌
日経インタ-ネットテクノロジ- (ISSN:13431676)
巻号頁・発行日
no.32, pp.90-93, 2000-03

日本ヒューレット・パッカードは,社員の電子メールの利用に対して従量制課金を導入している。メール・サーバーのディスク使用量に応じて課金し,その情報をイントラネットに公開する。社員にコスト意識を持たせ,無駄な利用を削減するためだ。メール以外にも,ファイル・サーバーやネットワークなどについても,課金制度を設けている。
著者
安東 一真
出版者
日経BP社
雑誌
日経インタ-ネットテクノロジ- (ISSN:13431676)
巻号頁・発行日
no.24, pp.108-115, 1999-07

ワンタイム・パスワード,ICカードなど,カード型ユーザー認証製品の選択肢が増えている。カードがないとログインできないので,モバイル環境などのセキュリティを高められる。従来はワンタイム・パスワードが主流だったが,最近はICカード製品の価格が下がり,導入の敷居が低くなってきた。
著者
安東 一真
出版者
日経BP社
雑誌
日経インタ-ネットテクノロジ- (ISSN:13431676)
巻号頁・発行日
no.41, pp.206-209, 2000-12

外務省は7月1日,7月8日〜23日に開催された九州・沖縄サミットの公式サイトを立ち上げた。Webページの改ざんやサービス妨害(DoS)など,さまざまな攻撃に対して万全の対策を施したサイトである。同じ構成のシステムを2カ所のデータセンターに設置して,攻撃を受けたときには,もう一方のデータセンターでサービスを継続できるようにした。