著者
市岡 秀俊 安東一真 大久保英嗣 津田 孝夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.32, no.11, pp.1401-1411, 1991-11-15
被引用文献数
1

われわれは オブジェクト指向オペレーティングシステムOzoneの開発を進めているOzoneプロジェクトの目標は オブジェクト指向に基づくオペレーティングシステムの構成法を確立することであるこれは 従来のオペレーティングシステムにおいては モジュール分割の基準がなく その構造モデルが明確でないことによるOzoneにおけるオブジェクト指向は次の点に要約されるすなわち システム構成要素の一様なメッセージの受渡しと システムのクラス階層による構造化である一様棟なそして統一されたインタフェースを使用することによって アプリケーションプログラムのみならずシステム自体の移植性や保守性が大幅に向上するまた システム構成要素をクラス化し 継承を利用することによって 再利用可能なソフトウェアが自然に推進されることになるさらに 動的結合により 構成要素内のアルゴリズム(メソッド)の動的な置き換え(あるいは選択)が可能となる現在 Ozoneのプロトタイプシステムが完成している本論文では Ozoneのプロトタイピングで得られた知見について述べるさらにOzoneのプロセス管理について詳述する
著者
安東 一真
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.205, pp.44-49, 2010-05

「Webサイトが改ざんされた当時、取ったログをすぐにチェックできる仕組みが全くなかった」。 ゴルフ場予約サイトを運営するゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)の大日健氏(上級執行役員・コーポレートユニット担当 兼 システム戦略担当)は2008年、Webサイトを改ざんされたことで、ログの重要性を初めて認識した。
著者
安東 一真
出版者
日経BP社
雑誌
日経インタ-ネットテクノロジ- (ISSN:13431676)
巻号頁・発行日
no.50, pp.11-13, 2001-09

自分自身をメールの添付ファイルに埋め込んで大量に配信する「サーカム」ウイルスが猛威を振るった。その感染スピードは国内で史上最高だった。理由は,ユーザーとウイルス対策ソフトを"だます"手口が巧妙だったこと。一部のメール・ゲートウエイ型のウイルス対策ソフトは,サーカム・ウイルスを当初検出できなかった。
著者
安東 一真
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.701, pp.62-69, 2008-04-01

この4月、新人がやってくる部門は多いことだろう。その新人に「書籍を読む"癖"を付けるべき」と薦める識者は多い。本誌コラムでもおなじみの有賀貞一CSKホールディングス代表取締役は新人に対して、「重ねて自分の身長に並ぶくらい、1年間で本を読め」と指導している。IT分野だけではない。社会人として読むべき本もある。では、どの本を選べばいいのか。IT業界の先達に聞いた。
著者
安東 一真
出版者
日経BP社
雑誌
日経インタ-ネットテクノロジ- (ISSN:13431676)
巻号頁・発行日
no.51, pp.46-55, 2001-10
被引用文献数
1

Webサイトでのアクセス履歴などから,ユーザーの好みや興味を把握し,その人に合わせたコンテンツや商品を自動的に薦める「リコメンデーション・システム」——。今年に入って製品数が倍増し,推薦コンテンツを選ぶ仕組みや,価格帯の選択の幅が広がった。数百万円台の低価格製品もいくつか登場し,中小規模のサイトでも導入しやすくなった。
著者
安東 一真
出版者
日経BP社
雑誌
日経インタ-ネットテクノロジ- (ISSN:13431676)
巻号頁・発行日
no.24, pp.108-115, 1999-07

ワンタイム・パスワード,ICカードなど,カード型ユーザー認証製品の選択肢が増えている。カードがないとログインできないので,モバイル環境などのセキュリティを高められる。従来はワンタイム・パスワードが主流だったが,最近はICカード製品の価格が下がり,導入の敷居が低くなってきた。
著者
安東 一真
出版者
日経BP社
雑誌
日経インタ-ネットテクノロジ- (ISSN:13431676)
巻号頁・発行日
no.41, pp.206-209, 2000-12

外務省は7月1日,7月8日〜23日に開催された九州・沖縄サミットの公式サイトを立ち上げた。Webページの改ざんやサービス妨害(DoS)など,さまざまな攻撃に対して万全の対策を施したサイトである。同じ構成のシステムを2カ所のデータセンターに設置して,攻撃を受けたときには,もう一方のデータセンターでサービスを継続できるようにした。