著者
中村 作太郎
出版者
社団法人 農業農村工学会
雑誌
農業土木研究 (ISSN:18847218)
巻号頁・発行日
vol.23, no.2, pp.93-99, 1955-07-25 (Released:2011-02-23)
参考文献数
7

本文は, 竹筋の研究を基とし, 竹筋ンクリートの理論について論じたものである。

1 0 0 0 OA 水田カンガイ

著者
牧 隆泰
出版者
社団法人 農業農村工学会
雑誌
農業土木研究 (ISSN:18847218)
巻号頁・発行日
vol.27, no.5, pp.293-297, 1959-12-20 (Released:2011-03-09)
著者
金子 良 上村 春美
出版者
The Japanese Society of Irrigation, Drainage and Rural Engineering
雑誌
農業土木研究 (ISSN:18847218)
巻号頁・発行日
vol.29, no.3, pp.113-118, 1961

The value of evapotranspiration (E. T.) observed by a lysimeter does not correspond to that from a field having large area in natural condition.<BR>So it is worth making study to estimate E. T. from a field by the hydrological method without using a lysimeter.<BR>The presnt data were obtained on sandy soil at the meteorological observation place and the neighbering orchard of the National Institute of Agricultural Sciences in Hiratsuka.<BR>On the sandy land where surface run off does not occur, the following hydrological relations can be obtaind : <BR><I>P</I>=<I>E</I>+<I>M</I>+<I>G</I>… (1) <BR><I>G</I>= (<I>G</I><SUB>2</SUB>-<I>G</I><SUB>1</SUB>) +<I>H</I>·<I>pa</I>… (2) <BR>where P : precipitation, <I>E</I> : evapotranspiration, <BR>M : change of soil moisture, <BR>G : recharge of ground water, <BR>G1 : ground water flowing in to the locality from upper reach, <BR>G2 : ground water flowing away from the locality to downstream reaches, <BR>H : change of ground water level, pa. : air capacity of soil in the part of changing ground water level.<BR>A small rainfall on dried soil or no rainfall gives, G_??_0. In this case, the decrease of groundwater level corresponds to (<I>G</I><SUB>2</SUB>-<I>G</I><SUB>1</SUB>), and a certain relation can be obtained between the various ground water flows and the ground water levels.<BR>This is approximately applicable to the case where G≠0, making it possible to estimate the value of (<I>G</I><SUB>2</SUB>-<I>G</I><SUB>1</SUB>) in every month through the year.<BR>Eventually, the evapotranspiration, <I>E</I> on sandy land can be obtained from (1) and (2).<BR>Generally speaking, <I>E</I> of the sandy land is approximately from 600 to 700mm, and the ratio between <I>E</I> and the pan evaporation is almost equal to 0.7. This ratio is smaller in spring and larger in fall than other seasons.
著者
小柳 彌 八幡 敏雄
出版者
The Japanese Society of Irrigation, Drainage and Rural Engineering
雑誌
農業土木研究 (ISSN:18847218)
巻号頁・発行日
vol.20, no.5, pp.308-313, 1953

この調査を通じ<BR>1. 旱天(若干のにわか雨の日を含む)がつづいて河川流量が減少すると, 外海の潮位は大差なくとも, 濃度の濃い監水がだんだん上流に遡上すること。(表5, 表6)<BR>2. 上流にゆくに從つて満干の起時が, 河口よりもおくれること。<BR>3. すべてその地點の満潮の頃に, 監分温度の最大が起ること。<BR>4. 監分濃度の垂直分布から, あげ潮の時でも常に明瞭な楔形がみられるとは限らないこと。<BR>5. 感潮部の流量は同一水位であつても, 引き潮にかかる時とあげ潮にかかる時とによつて, 相當變化するのではないか。從つて感潮部におて流量を測定することは, 時間を極く短く制限しないと危險であること。等がわかつた。<BR>尚調査の結果から次のことが云えると思う。<BR>1. 表6にみるように七取地先に水源を求めることは監分濃度が水稻の枯死限界に近くなることからみて危險と考えられる。<BR>2. 7月雨量の多かつた1951年でさえ今尾橋流量は, 毎秒0數トンにすぎない。(30日の觀測値を除くとしても)<BR>3. 從つて傳えられる如く毎秒7~8トンの水をこの中から汲みあげることは更に監分の遡上をうながし, 盆々危險性をはらむものと想像される。
著者
山崎 不二夫
出版者
The Japanese Society of Irrigation, Drainage and Rural Engineering
雑誌
農業土木研究 (ISSN:18847218)
巻号頁・発行日
vol.11, no.3, pp.250-274, 1939

土壌の機械的組威は土壌の孔隙率pを變化させると共に比表面<I>U</I>を變化させることによつて滲透に影響する。<I>p</I>と<I>U</I>を含む滲透公式<BR>〓…(4)再出<BR>〓…(5)再出<BR>は<I>n</I>と<I>m</I>の値を如何にとるべきか, また<I>k</I>が<I>U</I>-2に比例する關係が粒徑の一様な部分砂に對して成立すると同様に粘土や粒徑範園の廣い土壌に對しても成立するか, などの問題を含んでゐる。<BR>筆者は土壌を粒徑によつて数箇の部分に分別し, 各分別部分及びそれらを人工的に配合した試料を用ひて變水頭透水試験装置により滲透試験行ひ, まつ上記の問題を検討し, 次にその結果を用ひて土壌の機械的組成とその締固め後における滲透との關係を考察し, 更に進んで滲透の側からTalbot公式の適用限界を吟味した。その要點は次の通りである。<BR>1) Darcyの滲透公式は砂から粘土に至る廣い粒徑範園を持つ配合試料に對してもよく適合する。<BR>2) <I>n</I>=2, 3, 4; <I>m</I>=0, 1, 2, 3;lq=0としてρ0<I>n</I>/(1-p)2を計算し, 何れの場合に(4)式が最もよく成立するかを検した結果, <I>n</I>=4, <I>m</I>=2或は<I>n</I>=4, <I>m</I>=3の場合が最もよく, <I>n</I>=3, <I>m</I>=3の場合がこれに次ぐことを知つた。實際にはlg=0でないから, これにある値を與へるとすると(筆者は假りにlg=1.5として計算してみた), 結局<I>n</I>=4, <I>m</I>=2前後が最も妥當性に富むと考へられる。しかし<I>n</I>=4, <I>m</I>=3或は<I>n</I>=3, <I>m</I>=3としても甚しい差がある鐸ではない。<BR>3) 滲透係数と比表面との關係<I>k</I>∞<I>U</I>-2は部分砂についてのみならず, 粘土に對しても, また砂から粘土に至る粒子の配合試料に對しても成立する。<BR>4) <I>n</I>=4, <I>m</I>=2, lg=1.5として(4)式をC. G.S.單位で計算すると, 粒形係数μ は比表面の小さい粒徑の一様な試料においては2~4, 粒徑範圍の廣い配合試料においては1前後のものが多い。<BR>5) 粘土(0.01<I>m</I><I>m</I>以下)含量が同じで機械的組成の異る諸配合試料の締固め後の滲透係数を比較してみると, 粘土含量10%以上の場合には比表面の影響よりも孔隙率の影響の方が大きい。即ち同じ粘土含量(10%以上)ならば配合がよく締固めのよいものほど滲透が小さい。<BR>6) 配合試料の締固め後の滲透係数は, 一般に粘土含量が多いほど小さい。しかし粘土含量が20%以上になると大差を示さない。<BR>7) 各種試料の有效直徑と締固め後の滲透係数とを兩對数紙にプロットすると, 粒徑範圍が狹くかつ一様な試料(<I>n</I>o<I>n</I>-graded <I>m</I>aterial)は一つの直線をなし, 大小粒子の配合の最もよい試料(well-graded<I>m</I>aterial)は他の一つの直線をなし, 粒徑範圍は廣いが配合のよくない試料(poorly-graded <I>m</I>aterial) は配合の良否に應じて兩直線の間に位置を占める。<BR>8) 土堰堤の許容滲透係数を0.0<SUP>5</SUP>5c<I>m</I>/secとすると, Talbot公式(1)の指数<I>n</I>の滲透の側からの制限は締固めの側からの制限<I>n</I>=0.25~0.50で充分である。即ち<I>n</I>=0.25~0.50においてTalbot配合は0.055c<I>m</I>/sec以下の滲透係数を與へる。