著者
木下 和也 安藤 元気 上間 雄大 Kazuya Kinoshita Genki Ando Yudai Uema
出版者
久留米大学情報教育センター
雑誌
久留米大学コンピュータジャーナル (ISSN:24322555)
巻号頁・発行日
vol.35, pp.94-107, 2021-02

本稿では,2020年9月から10月にかけて3回にわたって実施された小学生向けプログラミングの遠隔授業について,プロジェクトの概要と成果を述べる。とくに,このプロジェクトを始めるに至った経緯,小学生向けのプログラミング教育の特徴と今回の授業内容,遠隔授業を実現するための技術的環境を中心に計画と実施後の反省点を述べる。授業は久留米大学御井キャンパスから沖縄県名護市立屋部小学校に向けて実施されたもので,授業内容は久留米大学の学生サークルteam.csvの学生が企画し,CoderDojo名護の運営者と屋部小学校教諭の協力により実施された。これらの内容を述べるとともに授業中の写真と教材を報告資料として提示する。
著者
木下 和也
出版者
久留米大学情報教育センター
雑誌
久留米大学コンピュータジャーナル (ISSN:24322555)
巻号頁・発行日
vol.34, pp.33-46, 2020-02

久留米大学の商学部学生がteam.csv というコンピュータサイエンスを活用したボランティア活動を行っている。このサークルが企画し開催したプログラミングイベント,また外部のボランティア団体が開催するプログラミング等のイベントにスタッフとして参加した経験が,学生自身にどのようなメリットをもたらすのか,さらに協力いただいた複数のボランティア団体相互にもたらされる効果とは何かについて,2019 年度に実施してきたイベントをもとに考察する。なお,本稿の最後に報告資料として,2019 年度に実施したプログラミングイベントの概要を報告する。
著者
酒井 佳世 Kayo Sakai
出版者
久留米大学情報教育センター
雑誌
久留米大学コンピュータジャーナル (ISSN:24322555)
巻号頁・発行日
vol.35, pp.22-29, 2021-02

本稿は,コロナ禍における授業方針の転換により,クラス分割して対面と遠隔を組み合わせたハイブリッド型授業を取り上げICTを有効活用した新たな教育プログラムを検討したものである。これまでになかった遠隔授業を導入するにあたり,対面と遠隔をいかにうまく組み合わせるかを考慮し,対面では対面ならではの学生の交流を重視した内容(テーマ)とし,遠隔は,学生が個人またはグループで取り組めるオンライン教材と動画作成などの課題を設定し ,新たな教育プログラムの検討をおこなった 。
著者
酒井 佳世
出版者
久留米大学情報教育センター
雑誌
久留米大学コンピュータジャーナル (ISSN:24322555)
巻号頁・発行日
vol.34, pp.26-32, 2020-02

本研究は、高等教育段階でICT 活用教育が推奨されている中で、大学生が教育外で使用するスマートフォンの利用についてと大学生活全般の影響について検討した。本調査の結果としては、①スマートフォン利用は、アルバイトまたはプライベートの利用が中心であり、利用目的はSNS の利用、動画視聴、ゲームの順である ②大学生教育での利用または大学教員とのやりとりは、一部に限られた状況である ③SNS の利用は、ほぼ「LINE」が連絡手段であり、それ以外で最も多いのは、インスタグラムの利用であることが確認された。
著者
木下 和也
出版者
久留米大学情報教育センター
雑誌
久留米大学コンピュータジャーナル (ISSN:24322555)
巻号頁・発行日
vol.33, pp.86-94, 2019-02

久留米大学の商学部学生がTA(ティーチング・アシスタント)として参加するプログラミング講座が2018 年7 月と12 月に行われた.この講座は地域の中学生向け講座として,その他の講座とともに久留米大学御井キャンパスで行われているが,プログラミング講座については2018 年度から新たに加わったイベントである.学生を教える側としてプログラミング講座に参加させるのは,筆者のゼミや授業で学ぶ学生の,プログラミングの知識とスキル向上を目的としているからであり,さらにソフトウェア開発には欠かせないプロジェクトマネジメント(広い意味での経営学領域)の知識とスキルを実践する場とするためでもある.本稿は,学生のプログラミングとプロジェクトマネジメントの学習の場として筆者がこれまでに実践した様々なイベントを整理したものであり,教育的な効果に関する研究へと発展させる研究ノートである.なお,本稿の最後に付録として,久留米大学でのプログラミング講座に関する報告を行う.