著者
南谷 祥之 廣安 知之 三木 光範 横内 久猛 吉見 真聡
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第26回 (2012) (ISSN:27587347)
巻号頁・発行日
pp.2I1R42, 2012 (Released:2018-07-30)

本研究では,各医療機関が分散ファイルシステムを構築し,それらを連携させた医用画像保存通信システム(PACS)を提案する.対象とする医用画像DICOMは,データ量の大きな実画像データと患者情報等のメタデータから構成されている.本システムは各医療機関がこのメタデータから構成されるデータベースを保持する一方、外部に分散的に存在するデータベースから検索を可能にするシステムである.
著者
川上 浩司
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第26回 (2012)
巻号頁・発行日
pp.2P1OS9b7, 2012 (Released:2018-07-30)

ユーザの能動性や気付きを誘発するなど、不便には益がある。キーボードの刻印を無くして敢えて視覚フィードバックを無くす不便は、知覚─行動サイクルからカップリングへと誘う。不便の益を新たなシステムに実装するアイデアの多くは、ユーザに発見や工夫を許し、自己肯定感を醸成させる仕掛けである。この「許す」から「誘う」に転じる仕掛けはないか、不便益研究の側からは、仕掛学に期待するところ、大である。

1 0 0 0 OA 主体と環世界

著者
中島 秀之
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第26回 (2012)
巻号頁・発行日
pp.3E2OS169, 2012 (Released:2018-07-30)

知は環境との相互作用の上に成立しており,その相互作用こそが身体性だ.いや,そもそもこの主体と環境という分離がいけない.「境」などどこにも存在していないのだから.実は,この考え方は古来より様々な分野において異なる言葉で表現され,繰り返し主張されて来た.本発表ではそれらを概観し,知の本質に近づきたい.
著者
山田 雅之 栗林 賢 諏訪 正樹
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第26回 (2012)
巻号頁・発行日
pp.1O1OS66, 2012 (Released:2018-07-30)

スポーツフィッシングにおいて,勝敗の行方を左右する大きな要因の一つにポイント移動が挙げられる.ポイント移動は「なぜ移動するのか?どこへ移動するのか?」といった問題に対し,状況を総合的に考慮し決断される.このような過程は暗黙的であり,その決断は極めて身体的な感覚によってなされている.本研究では,元プロの湖上での振る舞いを記録し,身体知獲得を支援するツールのデザインを実施した.