出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会九州支部会報 (ISSN:02853507)
巻号頁・発行日
no.12, pp.83-86, 1958-05-01

司会(瀬古)早期栽培で起るいろいろな問題について討論を願いたい。早期栽培を大きく二期作と普通早期作に分けて,先ず二期作についていろいろな問題が出てきている。今後,二期作は九州でどの程度行けるか,またどこを問題として研究を進めるか。北九州について森さんからお願いしたい。
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会九州支部会報 (ISSN:02853507)
巻号頁・発行日
no.13, pp.56-61, 1958-12-08

これから討論会を始めますが(2時半から4時半迄)2時間の内に終りたいと思います。水陸稲の早期栽培は暫次増加していますが,予想し北面積が足ぶみの状態になり,水利の問題でひつかかり,或いは昨年の19号,20号台風による收穫期の籾の被害,品質等が足ぶみの原因にもなった所が多いようです。本年は干〓があり,水稲早期栽培は普通栽培より有利な面が多いので,明年は格段の普及が予想されます。燃しこの水陸早期栽培の後作に,何をもってくるか,これが問題になってくるわけです。これが今日の討論会の主体でありまして,飼料作物を主体に検討していただきたいと思います。飼料作物は家畜の飼育と,もちつもたれつの関係もあるわけですし,また水稲早期栽培が初まって以来3年おくれて飼料作物の導入の体型が研究されたのですが,その結果が各々出ているし,県においてはまだ検討される迄になっていないところもあるかと思いますけど,今後更に連絡試験等行う必要もある事と思います。今日は田中,井手迫両氏を中心に各県の事情や作付体型について討論をお願いします。
著者
上原 泰樹 手塚 隆久 伊藤 延男
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会九州支部会報 (ISSN:02853507)
巻号頁・発行日
no.55, pp.42-45, 1988-12-15

筆考らは白葉枯病耐病性の遺伝資源として有効利用を図る目的で導入品種の白葉枯病低抗性を検定してきたが,その中のインド原産のDenaはI〜V群菌すべてに対して低抗性を示すことを見いだした。
著者
井口 睦夫
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会九州支部会報 (ISSN:02853507)
巻号頁・発行日
no.18, pp.34-35, 1962-05-01

水稲の葉の生理については,石塚・田中氏等の興味ある報告があり,一方,光合成の研究が進展するにつれて,光合成の場としての葉の生理に新たな関心がよせられつつある。筆者は1959年,二期作における一期稲の施肥法試験を行なった際に,窒素の追肥時期と葉泣別葉身内窒素の推移について若干の調査を行なったので,成績の概要を報告し,大方の御叱正を仰ぎたい。なお,この実験にあたって御指導いただいた田尻氏,並びに御協力をえた伊藤・立島・中原の諸氏に深く感謝する。