著者
渡辺 広光 蜂須賀 清 佐々木 聖夏 池田 和彦 本橋 昌幸 望月 孝幸
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会 年会・大会予稿集 2010年秋の大会
巻号頁・発行日
pp.477, 2010 (Released:2010-10-18)

原子力発電や再処理施設および原子力関連施設に関連する機器には,地震に対する高い健全性が要求されている。このため、有限要素法などによる解析技術を駆使した設計を行っている。 しかし、従来の計算では、配電盤の構造部材を一次元のはりや二次元の板で簡略化していたため、中心位置の読み取りや質量配分等の事前準備が必要であった。そこで、設計時の三次元CADデータを直接利用した実形状で解析モデルを構築する技術を適用して、耐震設計の精度向上と効率化を図り、新しい耐震指針に適合した配電盤の開発を行ったので報告する。
著者
小柳津 誠 磯部 兼嗣 林 巧 山西 敏彦
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会 年会・大会予稿集 2010年秋の大会
巻号頁・発行日
pp.942, 2010 (Released:2010-10-18)

トリチウム水中における材料の腐食挙動は天然水中の腐食挙動とは異なる可能性がある。そのため本研究は、電気化学的手法を用いて、トリチウムによる金属材料の腐食挙動への影響の解明を目的とした。SUS304ステンレス鋼を試料として用い、トリチウム濃度と溶存酸素濃度をパラメータとして実験を行った結果、溶存酸素の存在による不動態化がトリチウムの存在により阻害されていることが明らかとなった。
著者
佐藤 泰 山田 崇裕 松本 幹雄 脇谷 雄一郎 海野 泰裕 柚木 彰
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会 年会・大会予稿集 2010年秋の大会
巻号頁・発行日
pp.109, 2010 (Released:2010-10-18)

Triple to Double Coincidence Ratio (TDCR)法は液体シンチレーション計測法の一種であり、3本の光電子増倍管を用いて、液体シンチレータと混合した線源の放射能を絶対測定する方法である。今回、炭素14の測定に関して、理論計算により計数率をTDCR値の数値関数として求め、繰り返し計算により、実験値にフィッティングすることで、放射能絶対値を求めた。