著者
渡辺 広光 蜂須賀 清 佐々木 聖夏 池田 和彦 本橋 昌幸 望月 孝幸
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会 年会・大会予稿集 2010年秋の大会
巻号頁・発行日
pp.477, 2010 (Released:2010-10-18)

原子力発電や再処理施設および原子力関連施設に関連する機器には,地震に対する高い健全性が要求されている。このため、有限要素法などによる解析技術を駆使した設計を行っている。 しかし、従来の計算では、配電盤の構造部材を一次元のはりや二次元の板で簡略化していたため、中心位置の読み取りや質量配分等の事前準備が必要であった。そこで、設計時の三次元CADデータを直接利用した実形状で解析モデルを構築する技術を適用して、耐震設計の精度向上と効率化を図り、新しい耐震指針に適合した配電盤の開発を行ったので報告する。
著者
池田 和彦
出版者
九州大学
雑誌
Comparatio (ISSN:13474286)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.xxvi-xxxvi, 2004

ドストエフスキイの『地下室の手記』が現代文学の始原の一つに位置付けられ、この作品の画期的性格を喧伝したシェストフの『悲劇の哲学』を介して、昭和文学に大きな影響を与えたことはつとに知られている。本稿はシェストフ論争に至るまでの『地下室の手記』の初期の紹介について、森田草平の翻案『霙』を中心に概観し、ついで『悲劇の哲学』の翻訳者阿部六郎がこの翻訳を行った背景について述べる。また、あわせてもう一人の共訳者河上徹太郎がシェストフの流行をどのように見ていたか、簡単に紹介したい。
著者
池田 和彦 大島 洋志
出版者
Japan Society of Engineering Geology
雑誌
応用地質 (ISSN:02867737)
巻号頁・発行日
vol.12, no.1, pp.51-63, 1971-03-01 (Released:2010-02-23)

The route for SANYO SHIN KANSEN (New Sanyo Line) between Okayama and Hakata was selected as to connect every significant cities along the line with straight lines and as aconsequence it includes many tunnels amounting to 218km of the total distance of 400km. According an outline of the project for construction is described laying emphasis on geological problems relating to tunnel construction.
著者
池田 和彦 田中 敏夫
出版者
Japan Society of Engineering Geology
雑誌
応用地質 (ISSN:02867737)
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.9-29, 1967-03-01 (Released:2010-06-04)

The geology in this area consists of such soft rocks as mudstone, sadstone, tuff and many crashed zone that landslides and collapses of a precipice has happened so freguently. For the purpose of the prevention of these disasters we surveyed thoroughly the geology and selected the root of the double line.This new line has resulted in boring of six tunnels (l=2660m, 1570m, 11355m, 3596m, 1055m and 3025m in length). It is anticipated that these tunnels pass through the swell ing rocks and strata with confined water and gar. sThe writer mentions the correlation about the geology as above mentioned with engineering works.
著者
池田 和彦
出版者
一般社団法人 日本輸血・細胞治療学会
雑誌
日本輸血細胞治療学会誌 (ISSN:18813011)
巻号頁・発行日
vol.58, no.3, pp.441-447, 2012 (Released:2012-07-13)
参考文献数
30

真性赤血球増加症,本態性血小板血症,原発性骨髄線維症を含む骨髄増殖性腫瘍(myeloproliferative neoplasms;MPN)は慢性に経過し,一系統以上の血球が増加するクローン性疾患である.MPNはときに二次性骨髄線維症や骨髄異形成症候群等,輸血依存の状態に至り,急性白血病への移行もみられ,予後不良となる.MPNにおける遺伝子異常として,細胞の増殖に直接関わるJAK2等の変異以外に,エピゲノム調節を担うTET2,ポリコーム群遺伝子のASXL1やEZH2等様々な変異が相次いで報告された.また,様々な遺伝子の発現を調節し,細胞の分化・増殖に関与するHMGA2の変異もMPN等の骨髄系疾患においてみられる.HMGA2の発現はlet-7マイクロRNAによって調節され,HMGA2発現症例においてはlet-7結合部位の存在する3'非翻訳領域(UTR)の欠失がしばしば見られる.そこで我々は3'UTRを欠くHMGA2を発現するマウスを作成,検討を行い,HMGA2の発現がMPN様の造血を引き起こし,造血幹細胞レベルにおいてクローン拡大に関与することを見いだした.MPNの病態において,HMGA2も一定の役割を果たしていると思われる.
著者
池田 和彦 竹石 恭知 小川 一英
出版者
福島県立医科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

骨髄増殖性腫瘍(MPN)は真性多血症 、本態性血小板血症および原発性骨髄線維症(PMF)を含み、成熟した骨髄系細胞の増殖から骨髄線維化や急性白血病への進展を来すが、その進展機序の多くは不明である。今回の研究によって、MPNの中でも、HMGA2は特にPMFにおいて高発現していること、HMGA2高発現にはlet-7マイクロRNAの低下が関与していることが示唆された。一方、HMGA2発現はDNAメチル化などにも関与し、ヒストン脱アセチル化酵素阻害薬によって制御されることも判明した。さらに、HMGA2発現が長期間持続することによって無効造血など病態の進展が見られることがマウスの検討で示された。
著者
池田 和彦 額田 敏秀 池田 研二
出版者
(財)東京都医学研究機構
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2001

3年研究の初年度、米国スタンレー財団精神疾患脳バンクより分与された疾患(統合失調症・双極性障害・大うつ病)・対照脳の前頭葉および側頭葉組織の遺伝子発現をDNAチップおよびTaqMan法でしらべたところ、ニューロペプチドY遺伝子の発現は、統合失調症(精神分裂病)の前頭葉で有意に減少していることを見いだした。次年度は、理研・加藤忠史氏との共同研究で同スタンレー試料前頭葉60検体について60個のDNAチップを用いて個別に比較検討し、統合失調症前頭葉でニューロペプチドY遺伝子の発現が低下することを確認した。ニューロペプチドY遺伝子の発現低下は、検索対象の年齢、性別、死後時間、服薬量とは関係しないことから、ニューロペプチドY遺伝子発現の低下が統合失調症の病態と関連している可能性が考えられた。そこで最終の本年度は、ニューロペプチトY遺伝子をターゲットとして、統合失調症患者と健常者に差がみとめられるかとうかをしらべた。ヒトのニューロペプチトY遺伝子の9カ所に1塩基置換の多型もみつけた。このうち7つはデータベースに存在しない新規のものであった。統合失調症群と健常者群のあいだでこれららの多型の出現頻度がことなるかどうかをしらべた。この結果、-485C>T多型は統合失調症の遺伝子リスクファクターであることか明らかになった。