著者
林 紀行
出版者
環太平洋大学
雑誌
環太平洋大学研究紀要 (ISSN:1882479X)
巻号頁・発行日
no.6, pp.153-160, 2012

Local government in Japan employs the Board of Education system, which has rested on the basis of layman control and professional leadership. This system ensures a political neutrality in education. Recently, some governors and mayors, for example Osaka Mayor, Toru Hashimoto, insist it is necessary to reform the Board of Education system because of its irresponsibility. This paper has an awareness of such issues and examines the role of the Board of Education.
著者
安田 従生 Bolin Celeste Cardozo-Pelaez fernando ルビー ブレント
出版者
環太平洋大学
雑誌
環太平洋大学研究紀要 (ISSN:1882479X)
巻号頁・発行日
no.4, pp.109-120, 2011

本研究の目的は,1人のトライアスリートによる長期間のトレーニングと連続する4大会のトライアスロン競技がDNA損傷に及ぼす影響を検討することであった。被検者は,成人男性トライアスリート(年齢:38 year,身長:185.4 cm,体重:78.8 kg)で,ハーフアイアンマン(1.9 km水泳, 90 km自転車,21.1 kmランニング)とフルアイアンマン(3.9 km水泳,180 km自転車,42.2 kmランニング)を含む連続する4競技会を完走した。競技会AとCは,ハーフアイアンマン,競技会BとDは,フルアイアンマンから構成された。競技会B,C,及びDで,8-ハイドロキシディオキシグアノジン(8-OHdG)をマーカーとしたDNA損傷と修復のバランスを定量化するために,競技会出場前日と出場後1,2,4日目に,24時間尿が採取された。競技会B,C,及びDでは,競技出場後1日目ではDNA損傷と修復が多く見られたが,4日目ではほぼ通常値に戻る傾向を示した。また,連続する競技会で,運動時間および距離が異なるにも関わらず,同様な傾向が見られた。本研究結果により,長期間のトレーニングと連続する競技会出場によって,抗酸化能力が高まることが明らかとなった。