著者
野口 昭治 赤松 洋孝 福地 孝啓
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2006年度精密工学会秋季大会
巻号頁・発行日
pp.275-276, 2006 (Released:2007-03-04)

近年ではエアコン,無停電電源装置(UPS)等で電流制御のためにインバータ(可変電圧・可変周波数制御装置)が多く使われている.インバータの近くで使用されている冷却用ファン内の軸受に電食が発生する現象が多発している.インバータによる高周波ノイズによって微弱電流が発生してしまい,長期間に渡って軸受内に電流が流れることが原因とされている.電食に関する研究は、鉄道車両用軸受を対象に多く行われてきたが、小型玉軸受を対象とした研究はほとんどない。そこで本研究では、高周波電食が起こる原因を究明することを最終的な目的とし,高周波環境で軸受を回転させた場合の軸受特性を調べ、小型玉軸受693を対象に無通電高周波電食の基礎実験を行った。
著者
河西 敏雄 米山 友之 西村 一郎 池野 順一
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2006年度精密工学会秋季大会
巻号頁・発行日
pp.849-850, 2006 (Released:2007-03-04)

40年前の漆塗装テーブルの再研磨を試みた。使い古したものであり、表面には傷も多く、光沢もない。研磨については、特に伝統にこだわらず、簡単に入手できる研磨資材を用いて鏡面仕上げを進めた。
著者
藤嶋 誠 樫原 圭蔵 河本 道生
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2006年度精密工学会秋季大会
巻号頁・発行日
pp.541-542, 2006 (Released:2007-03-04)

高速高精度な工作機械のなかで回転軸をもつ横形マシニングセンタや複合加工機においては、高速高精度な回転駆動機構を設ける必要がありダイレクトドライブモータを用いられる例が増えてきている。本論文ではこのような機械に用いられるダイレクトドライブモータの開発について研究し、開発したダイレクトドライブモータを搭載しその効果を検証する。
著者
林 亮 飯島 大典 森 隆治 大谷 忠
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2006年度精密工学会秋季大会
巻号頁・発行日
pp.223-224, 2006 (Released:2007-03-04)

関節内のはく離骨折の治療には金属製のスクリューは患者の関節に重大な障害を与えるため使用することができず,有効な治療法はないのが現状であった.患者の骨折治療において最も安全かつ有効な材料は患者自身の骨であり,患者自身の骨を用いて骨折部を固定するスクリューを手術室内にて加工することで,最も安全かつ患者への負担の少ない治療が可能になる.本講演では,関節内骨折を治療するための骨製スクリューを手術室内で加工する骨加工マイクロ工作機械とそのシステムの開発について報告する.