著者
林 亮 飯島 大典 森 隆治 大谷 忠
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2006年度精密工学会秋季大会
巻号頁・発行日
pp.223-224, 2006 (Released:2007-03-04)

関節内のはく離骨折の治療には金属製のスクリューは患者の関節に重大な障害を与えるため使用することができず,有効な治療法はないのが現状であった.患者の骨折治療において最も安全かつ有効な材料は患者自身の骨であり,患者自身の骨を用いて骨折部を固定するスクリューを手術室内にて加工することで,最も安全かつ患者への負担の少ない治療が可能になる.本講演では,関節内骨折を治療するための骨製スクリューを手術室内で加工する骨加工マイクロ工作機械とそのシステムの開発について報告する.