著者
奥山 睦
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 2015年春季全国研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.97-100, 2015 (Released:2015-07-31)

地域の内発的な動機付けによる活性化が求められている現在、実践共同体の存在は、知識創造によってイノベーションの契機となり、地域にとって有用な存在になると考えられる。そこで本研究では、実践共同体の特徴と本質を先行研究からレビューした上で、東京都大田区の下町ボブスレーネットワークプロジェクトの事例研究を主として、実践共同体の地域活性化における実態を把握し分析する。その上で、実践共同体が地域活性化において果たしうる役割について提言し、その妥当性を検証し、有用性を明らかにすることを目的する。
著者
内田 勝也
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 2015年春季全国研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.197-200, 2015 (Released:2015-07-31)

自治体が持つ住民の基本4情報の「氏名」、「住所」、「性別」、「生年月日」の一部の漏えいは、多くの自治体にとって、深刻な問題との認識は必ずしも大きな問題ではなかった。しかしながら、今回発生したストーカー殺人事件では、被害者の夫になりすました調査会社の経営者の電話での依頼を自治体職員が回答したため、被害者の住所がストーカーに渡り、殺人事件に発展した。個人情報の一部が漏れ、それが殺人に発展した事例は世界的にも稀有な事例と思われ、事件の分析とその対策を考えてみた。
著者
渡部 裕晃 椿 美智子
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 2015年春季全国研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.1-4, 2015 (Released:2015-07-31)

サービス産業の発展に伴い,サービスの価値は顧客と企業(従業員)とが共創する「サービス・ドミナント・ロジック」や,従業員満足・顧客満足・企業利益の関係を示す「サービス・プロフィット・チェーン」という考え方が重要であると認識されて来ている。本研究では,タイプ別サービス効果分析システムを用いて顧客のタイプ分け,従業員のタイプ分けを行い,さらにサービス・ドミナント・ロジックやサービス・プロフィット・チェーンに基づき,従業員と顧客の双方がベネフィットを得られる関係を構築するために,顧客のロイヤリティや従業員のサービス品質,従業員満足の因果関係の構造を分析することで,価値を共創することができる顧客と従業員のマッチング方法を提案する。
著者
浅野 浩美 藤田 昌克 津田 和彦
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 2015年春季全国研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.253-256, 2015 (Released:2015-07-31)

求職活動にあたっては、採用選考時に求人者が何を評価して採否を決定しているかを把握することが重要だが、採否決定の要因を把握することは難しい。本報告では、ハローワークが保有するデータをテキストマイニング手法を用いて分析することで、求人企業が中途採用のために選考を行う際の採用決定要因の抽出を試みる。具体的には、まず、ハローワークにおいて個別の職業紹介毎に求人者から把握した採否結果及びその理由を分析し、採用決定要因を抽出する手法を提案する。さらに、提案した手法を用いて、採用選考の結果、採用された者に係る分析を行い、採用決定要因の把握を試みる。
著者
赤尾 嘉治
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 2015年春季全国研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.13-16, 2015 (Released:2015-07-31)

昨今話題となっているサイバーセキュリティ等の問題に関して、情報漏えい事件の手口の巧妙さについても、アタック範囲が国内外とグローバルに拡大している。海外では、国家戦略の一環としての策定・体制強化を推進しており、日本を数年先行していると言われている。各企業の体制強化も進展しているが、我国の情報保護の対応能力はまだまだ不十分であると認識せざるを得ない。セキュリティ対応は①予防として、②監視・測定での、③インシデント発生時、それぞれに要求される。今回は、原点に戻り取り得る予防的対応策の構造を明らかにしながら確実にシステムを構築できる方法についての考察を試みたい