著者
日戸 正敏 武井 幸雄
出版者
群馬県農業技術センター
雑誌
群馬県農業技術センター研究報告 (ISSN:13489054)
巻号頁・発行日
no.8, pp.31-39, 2011-03

イチゴの新品種「おぜあかりん」は、「とねほっぺ」と「とちおとめ」の交配系統と「イチゴ盛岡26号」との交雑によって育成した品種であり、半促成栽培に適する。果皮の色は濃紅、果形は球円錐である。果実の大きさは中程度、果実の光沢はやや強で、果実の空洞は小程度である。果実は、果皮・果肉ともに硬く、内ろう果の発生が認められない。下物品の発生割合が少なく、上物収量は多い。2008年10月27日に品種登録を出願し、同年12月19日に出願公表となった。
著者
高畑 浩之 荒木 美和子 向井 克之
出版者
群馬県農業技術センター
雑誌
群馬県農業技術センター研究報告 (ISSN:13489054)
巻号頁・発行日
no.5, pp.40-41, 2008-03

こんにゃくいもには、およそ精粉成分10%、飛粉成分5%を含んでいるが、この飛粉部分にセラミドが特に多く含まれていることが明らかにされた。このこんにゃくセラミドは、1日0.6mgの摂取で皮膚の保水性向上効果があり、飛粉100g中には200mg程度、生いもこんにゃく100g中には多いもので1mg程度含まれていることが報告されている。そこで、生いもこんにゃくの消費拡大や、こんにゃくいもの安定生産、国内自給率の維持向上への寄与を目的に、生いもこんにゃく等の摂取による皮膚の保水性向上効果の検証を行うこととした。
著者
三木 静恵 漆原 寿彦 池田 健太郎 柴田 聡
出版者
群馬県農業技術センター
雑誌
群馬県農業技術センター研究報告 (ISSN:13489054)
巻号頁・発行日
no.9, pp.43-50, 2012-03

ホウレンソウ萎凋病に対する土壌還元消毒法の防除効果を検討した。フスマあるいは糖蜜を用いた土壌還元消毒および、鎮圧処理を併用した土壌還元消毒は、化学くん蒸剤による土壌消毒と同様に土壌中の菌密度を低減させ、高い防除を得られることが明らかとなった。また、本法において1週間の処理期間では発病株率が8.7%であるが、2、3週間の処理期間では発病株率がそれぞれ0.6%、1.3%と少なくなり、防除効果を高めるには2~3週間以上の処理期間が必要と考えられた。さらに、本消毒法に用いる有機物について、フスマなどの代わりに麦わらの利用を検討した。麦わら単独あるいは、規定のフスマ施用量(1t/10a)を減らし麦わらを併用した場合は、慣行に比べ、発病が多くなった。一方、規定のフスマ施用量に加え、麦わらを併用する場合では、還元状態がより低く持続され、防除効果は同等であった。これらのことから、麦わらはフスマなどの代替資材として適さないと考えられた。しかし、規定のフスマ施用量に加え麦わらを併用する方法は、安定した防除効果が得られる可能性が示唆された。
著者
工藤 暢宏 岡田 智行 木村 康夫
出版者
群馬県農業技術センター
雑誌
群馬県農業技術センター研究報告 (ISSN:13489054)
巻号頁・発行日
no.8, pp.83-88, 2011-03

冬あじさい「スプリングエンジェル」シリーズは、台湾や中国南部に分布する常緑性のカラコンテリギ(Hydrangea scandens spp. chinensis)とアジサイ(H. macrophylla)との種間雑種である。カラコンテリギを種子親、アジサイ園芸品種「チャーミングブルーリング」を花粉親として交配し、交配後の肥大胚珠を培養して得た雑種実生より選抜された品種である。「スプリングエンジェル」シリーズには、八重変化咲きの「スプリングエンジェル ピンクエレガンス」、花色(がく片色)がパステルプルーの「スプリングエンジェル ブルーエレガンス」、花弁にフリンジ(fringe) が人る「スプリングエンジエル フリルエレガンス」の3品種があり、いずれも、常緑性で、厳寒期(1~2月)に大輸の花を咲かせる特性をもつ。