著者
柴田 聡 渡邉 高志 アリフィン アマハド 吉澤 誠 星宮 望
出版者
社団法人日本生体医工学会
雑誌
生体医工学 : 日本エム・イー学会誌 (ISSN:1347443X)
巻号頁・発行日
vol.44, no.4, pp.687-695, 2006-12-10
被引用文献数
3

ataOur previous computer simulation study showed that the fuzzy controller based on cycle-to-cycle control would be useful in controlling the swing phase of hemiplegic gate using functional electrical stimulation (FES). However, a simplified musculoskeletal model of a swing leg with the floor reaction force eliminated was used in the previous study. In this paper, a musculoskeletal model consisting of the stance and swing legs with a floor model was developed first. Then, the fuzzy controller for controlling the swing phase was examined using computer simulation of the developed model including the toe off and initial contact. Computer simulation results showed that the fuzzy controller and the stimulation schedule developed in our previous work were adequate, and that modifying the schedule considering the strength of the plantar flexion of the ankle joint would be more effective for improving responses at an early stage of control. A control method based on using electromyograms (EMGs)was also discussed. The fuzzy controller and a previously created EMG-based stimulation schedule, which was unable to control the swing phase, were modified by changing the role of the rectus femoris muscle. The modified fuzzy controller with a new EMG-based stimulation schedule was found to develop the swing phase movement appropriately.
著者
三木 静恵 漆原 寿彦 池田 健太郎 柴田 聡
出版者
群馬県農業技術センター
雑誌
群馬県農業技術センター研究報告 (ISSN:13489054)
巻号頁・発行日
no.9, pp.43-50, 2012-03

ホウレンソウ萎凋病に対する土壌還元消毒法の防除効果を検討した。フスマあるいは糖蜜を用いた土壌還元消毒および、鎮圧処理を併用した土壌還元消毒は、化学くん蒸剤による土壌消毒と同様に土壌中の菌密度を低減させ、高い防除を得られることが明らかとなった。また、本法において1週間の処理期間では発病株率が8.7%であるが、2、3週間の処理期間では発病株率がそれぞれ0.6%、1.3%と少なくなり、防除効果を高めるには2~3週間以上の処理期間が必要と考えられた。さらに、本消毒法に用いる有機物について、フスマなどの代わりに麦わらの利用を検討した。麦わら単独あるいは、規定のフスマ施用量(1t/10a)を減らし麦わらを併用した場合は、慣行に比べ、発病が多くなった。一方、規定のフスマ施用量に加え、麦わらを併用する場合では、還元状態がより低く持続され、防除効果は同等であった。これらのことから、麦わらはフスマなどの代替資材として適さないと考えられた。しかし、規定のフスマ施用量に加え麦わらを併用する方法は、安定した防除効果が得られる可能性が示唆された。
著者
柴田 聡 井上 梅夫 阿部 博文 田中 俊彦
出版者
JAPAN TECHNICAL ASSOCIATION OF THE PULP AND PAPER INDUSTRY
雑誌
紙パ技協誌 (ISSN:0022815X)
巻号頁・発行日
vol.55, no.5, pp.600-603,020, 2001

タクマTCP 30マイクロタービン・コージェネレーション・パッケージは, apstone社製28k Wマイクロガスタービン発電機を組み込んだコージェネレーション・パッケージである。マイクロタービンはガスエンジン等のレシプロエンジンと比較して小型軽量, 高効率, 低環境負荷, 低コスト, 無振動, ノーメンテナンスと数多くの特徴を持ち合わせており, また, タクマのエコノマイザ付排気再燃蒸気ボイラで排熱回収を行っている。パッケージは, エンジン本体, ガス圧縮機, 制御・電力変換装置のマイクロタービン機器と排熱回収装置, 制御装置, その他附帯設備から成立っており, 超高速発電システム特有の騒音低減と電子機器からの排熱の効果的な除去という二律背反する面を, コンパクト化されたパッケージ内で両立させている。<BR>26kW電力 (有効電力) と蒸発量600kg/h (換算蒸発量712kg/h) の蒸気を出力し, システム効率93%の高効率コージェネパッケージとなっている。システムの高効率化によって従来の方式 (電力需要は買電, 蒸気需要はボイラによる供給) と比較して約20%の省エネルギーと約25%のCO<SUB>2</SUB>削減が実現するとともに, ユーザ側の大幅なランニングコスト削減が可能であり, 蒸気需要の多いホテル, スポーツクラブ, 銭湯, 病院, 工場等の施設を対象として急速な普及が期待される。
著者
横山 明敏 佐伯 雄一 柴田 聡子 長友 由隆 赤尾 勝一郎
出版者
日本土壌肥料學會
雑誌
日本土壌肥料學雜誌 = Journal of the science of soil and manure, Japan (ISSN:00290610)
巻号頁・発行日
vol.75, no.4, pp.475-478, 2004-08-05
参考文献数
9
被引用文献数
2

宮崎県のハウス抑制キュウリ栽培の圃場において、本来ならば側枝となるべき側芽の伸長が抑制されたり、伸長しても途中で枯死する障害が多発した。その原因を究明するために、現地圃場の土壌調査と葉分析の結果から、亜鉛と銅の過剰障害による可能性が推定されたので、水耕法により検証した結果、亜鉛の過剰吸収が原因である可能性が強く示唆された。
著者
背戸 博史 大桃 敏行 泉山 靖人 後藤 武俊 柴田 聡史 申 育成 高橋 文平 安住 真紀子 大迫 章史 高橋 望 下村 一彦 岡 敬一郎 高橋 哲 松井 一麿
出版者
琉球大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

本研究では、市町村合併や緊縮財政によって行政手法の再考を求められた地方行政機構にあって、その変動の影響を最も強く受けている生涯学習(成人教育)の分野に生じた転換の動態を明らかにした。主な転換は、体制としては首長部局への補助執行や定管理者制度の導入、多様な主体のネットワーク化などである。また、事業目的の転換では自治体による個別化が進み、地域の拠点づくり、地域人材育成、就業支援などが多様化していることを明らかにした。