著者
萩原 啓二 小林 邦彦
出版者
医学書院
雑誌
臨床検査 (ISSN:04851420)
巻号頁・発行日
vol.39, no.1, pp.98-100, 1995-01-15

1.はじめに ジャッカリン(jacalin)とは熱帯植物jackfruit(図1.日本名:パラミツ,学名:Artocarpusintegrifolia)の種子から得られるレクチンの1つで,もともと1981年にリンパ球のマイトーゲンとして見つけられた,その後1985年にブラジルの研究者によりヒトIgAと結合することが発見されたのを機に注目を浴びたレクチンである.

1 0 0 0 塩素と血圧

著者
奥田 拓道
出版者
医学書院
雑誌
臨床検査 (ISSN:04851420)
巻号頁・発行日
vol.40, no.8, pp.964-965, 1996-08-15

食塩を取り過ぎると,血圧が上昇することはよく知られている.ほかに何も異常がないが血圧だけが高いという本態性高血圧の患者に食塩制限をすると,その6割に血圧低下がみられる. 食事中の食塩は,ナトリウムイオン(Na+)と塩素イオン(Cl-)として腸管から別々に吸収され,その後も生体内で,それぞれ異なる調節を受けている.例えば血清中のNa+は,食前・食後とも,140mmol/l前後で変動しないが,Cl-は,食後上昇し,数時間後に食前の価に戻る.したがって,食塩によって血圧が上昇するといっても,その原因がNa+なのか,Cl-なのかが問題になるわけである.
著者
松岡 瑛 芝田 宏美 山下 勉
出版者
医学書院
雑誌
臨床検査 (ISSN:04851420)
巻号頁・発行日
vol.40, no.11, pp.227-230, 1996-10-30

はじめに サーモグラフィ(熱画像)とは,生体面から放射される熱エネルギーを赤外線エネルギーとして感知測定し,得られる温度分布図を画像表示するもので1,2,3),画像表示された体表温分布図の差から,生体内の組織・代謝活性および循環動態などの変動を非侵襲的に検出する機能を有し,超音波・CTなどに代表される形態画像とは異なり,生理活性機能画像としての特徴を有する.生理活性機能は,安静時体表温のみならず,各種負荷試験(冷水・温水・運動・振動・薬剤)を行うことにより,生体の反応性を経時的に追跡し,潜在的な微細な変化をも捉えることが可能である.内在する因子の微細な変化4,5)は,特に四肢末梢で体表温の変動として容易に捉えられ,臨床上の応用が幅広く試みられているが,本文では主題に沿い,糖尿病を含めた動脈硬化性疾患による血管狭窄・塞栓などの末梢血流障害6,7)について記述する.
著者
東口高志
雑誌
臨床検査
巻号頁・発行日
vol.106, pp.700-704, 2005
被引用文献数
2
著者
花園 豊
出版者
医学書院
雑誌
臨床検査 (ISSN:04851420)
巻号頁・発行日
vol.53, no.3, pp.369-374, 2009-03
著者
羽山 正義 勝山 努
出版者
医学書院
雑誌
臨床検査 (ISSN:04851420)
巻号頁・発行日
vol.24, no.10, pp.p1201-1203, 1980-10