著者
塚原 丘美
出版者
名古屋学芸大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2015-04-01

若年女性に多発する耐糖能異常の原因を解明するために、糖質制限によってインスリンの分泌能が低下するか検討した。健康な若年女性26名を被験者として、糖質30%の低糖質食を摂取する3ヶ月のオープン介入試験を行ない、介入前後の75gOGTTの結果を比較した。その結果、75gOGTTにおけるインスリン30分値及びインスリン初期分泌指数は有意に低下したが、インスリン感受性が有意に増加したために、血糖値に有意な差は認められなかった。一般化線形モデルを用いて検討した結果、インスリン分泌に影響を及ぼす因子は糖質摂取量の減少のみであった。3ヶ月間の低糖質食摂取により、インスリン分泌能が低下することが示唆された。

言及状況

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名古屋学芸大学の研究 若い女性26名にて実験。 低糖質食でインスリン分泌が 有意に低下したけど 感受性が高まってたから 血糖値に異常は見られず。 これは「インスリン分泌機能が下がった」ではなく「低糖質により分泌が減った」ではないの? https://t.co/9SdGfoTR3t
@eri010k https://t.co/xupvdoj5bE 若年女性に多発する耐糖能異常と低糖質食の関連 この研究のことでしょうか??
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