著者
北條 芳隆 河野 裕美
出版者
東海大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2015-04-01

本研究は水田環境に適応した生物群のうち、農耕民が副食として利用可能な種を資源として利用する様相の一端を考古学的な側面から解明することを目指した。対象は沖縄県八重山郡竹富町西表島の網取遺跡の近世集落・水田跡であり、集落域で発見された食物残滓廃棄土坑中からマルタニシが多数出土したことを機に、廃棄年代の解明を進めるとともに、水田養殖に関わる諸痕跡を水田跡から追求することを目的とした。3年間の発掘調査によって、マルタニシの出土は食物廃棄土坑の最下層にまで及ぶことが判明し、水田養殖としてのマルタニシの利用は18世紀後半代には本格稼働していたことを確認できた。

言及状況

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最近の沖縄の考古学では、人間が食用として島に持ち込んだ巻貝の恒常的供給の結果、オオナキオオヤドカリが大型化を遂げ、八重山地域の開闢神話に登場する人間の「隣人」として、人間の「神話認知」に影響を与えたのでは?とされてるようです。今見つけたばかりの報告書ですがhttps://t.co/TAMdV3BpXD

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