著者
釜野 さおり 小山 泰代 千年 よしみ 布施 香奈 石田 仁 岩本 健良 藤井 ひろみ 山内 昌和
出版者
国立社会保障・人口問題研究所
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2016-04-01

性的指向と性自認に関しての学術的に信頼性のある情報が必要だが、日本では量的データに基づく知見の蓄積が乏しい。本研究では調査で性的指向と性自認のあり方(シスジェンダーかトランスジェンダーか)を捉える設問をフォーカス・グループ等を経て考案し、SOGI設問と、働き方、経済状況、心身の健康、自殺念慮、ジェンダー、家族、SOGI施策についての意識、いじめ被害や見聞き経験等を含む調査票を用いて、2019年に大阪市の住基台帳から無作為抽出した15000人を対象に郵送調査を実施し、4285人から回答を得た。学歴、収入、心身の健康等のSOGI別分析の結果を発表し、無作為抽出調査にSOGIを含める意義を示した。

言及状況

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性的指向と性自認の人口学-日本における研究基盤の構築 基盤研究(B) 2016.4-2021.3 15,730千円 https://t.co/l4rBH3G004 https://t.co/NHFofKoJ5e 性的指向と性自認の人口学の構築-全国無作為抽出調査の実施 基盤研究(A) 2021.4-2025.3 40,950千円 https://t.co/86utEqTDFN https://t.co/uzeq1SMB4E
「厚労省 国立社会保障・人口問題研究所の調査」というのも厳密には「誤り」なんだけど指摘しておいた方がいいのかな笑(社人研の組織としての調査である出生動向基本調査や全国家庭動向調査などと違って、自分たちが行った調査の主体はあくまで科研費の研究チーム(https://t.co/xUf8zqmN06)なので) https://t.co/8WMcfSzHGo
このあたりの用語法たまに話題になるけど、自分たちの研究プロジェクトでは2016年当時から英語でジェンダーモダリティに相当する概念を「性自認のあり方」という言葉で表してて(https://t.co/xUf8zqmN06)、その後『人口問題研究』で特集号を組んだ際も説明を入れてたり(https://t.co/oRNN43Nshe)。 https://t.co/DbydwNlZwL https://t.co/lPGC4xtSD0
科研費 性的指向と性自認の人口学-日本における研究基盤の構築 研究課題 基盤研究(B) 国立社会保障・人口問題研究所 研究代表者 釜野 さおり 2016-2022 15,730千円 https://t.co/g6LB9mCD7T
@ryouno5 質的調査の状況についてはあまり把握していませんが、調査研究の精緻化に関しては、「日本の文脈で「LGBT」の人口を社会調査で捉える方法論」が研究課題となっている科研グループもありますし、個人的にはかなり楽観的ではあります。 https://t.co/xUf8zqDQ26
@_tkihara はい、この科研の自治体無作為調査をフルに使って書く予定です。 https://t.co/xUf8zqDQ26

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