著者
石岡 恒憲 峯 恒憲 宮澤 芳光 橋本 貴充
出版者
独立行政法人大学入試センター
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2017-04-01

昨年度は国立情報学研究所が主催するタスク競争型の国際研究集会NTCIR-13のうち質問応答のサブタスク(QALab-3タスク)に我々の研究グループ(大学入試センター・九州大学合同チーム)で参加し、国内外11の研究機関が参加する中、横浜国立大学と並んでトップの成績を収めた。この回のコンペの課題は東大2次試験の世界史(過去5年分)における500字論述試験の自動採点であり、難しいタイプの記述問題を対象としている。ここでは指定された8つのキーワードを入れて解答する。今年は研究パートナーである九州大学システム情報科学院との連携をより強め、優秀な九州大学の学生とも協力し、システム性能の向上を目指した。人工知能隆盛の現在にあって、自然言語処理分野でよい成果を上げているリカレントニューラルネットワーク(RNN)やロングショートタームメモリ(LSTM)といったストーム型の言語モデルを使って採点を行う方法が有望であることがわかりつつあり、我々もその研究に追随している。またそのための環境を整備した。世界史などに比べ、より高度な判断による寄与の大きい現代国語などの自動採点を視野に入れて研究を進めている。成果については手書き文字認識の第一人者である中川正樹教授(東京農工大学)の招きによりカナダ・モントリオールで開催された国際会議ICPRAI2018で口頭発表した。また9月には日本テスト学会で、エッセイおよび論述解答試験採点に関する最近の話題と自動採点にむけた現在の技術水準について講演を行った。

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これは科研費を利用した基礎研究だから,近々の共通テストに直結させて考える必要はないでしょう。 研究代表者の科研費データベースも見ましょう。 リンク先は,昨年度までの基盤Bですけれども,どんな感じか分かるでしょう? https://t.co/PKBmrCF71B https://t.co/gEldzpbbEx

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