著者
中塚 武 木村 勝彦 箱崎 真隆 佐野 雅規 藤尾 慎一郎 小林 謙一 若林 邦彦
出版者
名古屋大学
雑誌
基盤研究(S)
巻号頁・発行日
2017-05-31

全国の埋蔵文化財調査機関と協力して、年輪酸素同位体比の標準年輪曲線の時空間的な拡張と気候変動の精密復元を行いながら、酸素同位体比年輪年代法による大量の出土材の年輪年代測定を進め、考古学の年代観の基本である土器編年に暦年代を導入して、気候変動との関係を中心に日本の先史時代像全体の再検討を行った。併せて、年輪酸素同位体比の標準年輪曲線(マスタ―クロノロジー)を国際的な学術データベースに公開すると共に、官民の関係者への酸素同位体比年輪年代法の技術一式の移転に取り組んだ。

言及状況

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@hyena_no @KentaroOnizuka 土器付着炭化物も突飛な結果は除外されるのでその問題はないと思うんですが較正曲線が変わる可能性もあるのでこの辺りは断定するべきでもなさそうです。一応、新しい年輪酸素同位体比でも既にAD230年代前半まで遡る結果が出てます。 https://t.co/g3Glc3EsUi
KAKEN — 研究課題をさがす | 年輪酸素同位体比を用いた日本列島における先史暦年代体系の再構築と気候変動影響評価 (KAKENHI-PROJECT-17H06118) https://t.co/7Wlk8hqitT 年輪セルロース酸素同位体比の計測で気候変動の履歴を取得できるらしい。なるほど。

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