著者
天野 勝文 阪倉 良孝 高谷 智裕 水澤 寛太
出版者
北里大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2019-04-01

トラフグがフグ毒テトロドトキシン(TTX)を脳内に保有することを示した申請者らの研究成果を基に「フグでは脳に存在するTTXが脳ホルモンを介して内分泌系を制御する」という仮説を立て,その検証に挑戦する.まず,トラフグをモデルとして,TTX投与毒化魚と対照無毒魚における主要な脳ホルモンの遺伝子発現量をリアルタイム定量PCRで網羅的に比較して,TTXが脳ホルモンを介して内分泌系に及ぼす影響を調べる.次に,フグ科魚類の脳にTTXが広く存在するかを,液体クロマトグラフィー質量分析と免疫組織化学を併用して精査する.最後に得られた結果を総合して,フグがTTXを脳内に保有する生理学的意義について考察する.

言及状況

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@_broom_ 毒なしだとホルモンバランスが崩れてストレスでおかしくなるようですね. https://t.co/rq2AAvzGyj
フグがフグ毒を求めることと噛み合いが減ることについての研究 https://t.co/mKgWZkCoE0 有毒フグの脳内にはテトロドトキシンがあって内分泌系の制御に関わっていることが示唆されたって研究 https://t.co/p3kro2Nsv6
無毒フグの養殖で、体内にテトロドトキシンが無い状態だとフグがストレスを受けて噛み合いや共食いが増すと言う雑学話が流れてきたけど一応本当っぽい https://t.co/CYQNIYwiJe https://t.co/GOsLdqaPAb

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