- 著者
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斉田 智里
- 出版者
- 横浜国立大学
- 雑誌
- 基盤研究(C)
- 巻号頁・発行日
- 2010
大学入試センター試験への英語リスニングテスト導入による高大英語教育への波及効果の解明に取組んだ。リスニングテストの内容はCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)のA2からB1レベルの能力記述文に相当すること、関東地方にある一国立大学入学者全員の大学入学時のリスニング得点の平均値は、リスニングテスト導入前に比べて導入後は若干上昇傾向にあること、リスニング力の伸びを実感している学生の割合は7割程度と高く、音声に意識を向けて英語学習に取組む習慣が身についたなど、プラスの波及効果が認められること、一方、高校英語授業においては、テスト対策が主であり、教員の指導法そのものに変化をもたらすほどの顕著な波及効果は認められなかったこと、などが明らかとなった。