- 著者
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内山 巌雄
吉川 敏一
高野 裕久
谷川 真理
東 賢一
村山 留美子
東 実千代
萬羽 郁子
- 出版者
- 財団法人ルイ・パストゥール医学研究センター
- 雑誌
- 基盤研究(C)
- 巻号頁・発行日
- 2010
医療法人社団医聖会百万遍クリニック・シックハウス外来の化学物質過敏症患者を対象に、居住環境調査、免疫機能評価、臭い物質による嗅覚負荷評価を実施した。その結果、症例群では自然免疫系の機能が高めであるにも関わらず、Th2優位の傾向はみられなかった。居住環境調査の結果、症例群では室内空気中の化学物質濃度が抑制されており、清浄な室内環境で日常生活を行うよう心掛けていることがうかがえた。嗅覚負荷評価では、症例群は前頭前皮質において臭い刺激に対して脳の活動が活発化した。化学物質過敏症患者では、臭い刺激に対して嗅神経系が過剰に反応しやすくなっていること、免疫機能に変化がみられることなどの特徴を明らかにした。