著者
亀田 佳代子 前迫 ゆり 藤井 弘章 牧野 厚史
出版者
滋賀県立琵琶湖博物館
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

かつて肥料として利用するために行っていたカワウの糞採取とそれに伴う保全管理技術が、カワウによる森林衰退を軽減する効果があったのかどうかを検証した。糞採取が行われていた愛知県のカワウコロニー、鵜の山で、当時の優占種であるクロマツをポットに植えて設置し、実験的に糞採取と同様の処理を行った。その結果、糞採取に伴う砂撒きが、クロマツの生存や成長を促進することが示唆された。現植生の調査からは、1960年代後半のクロマツ植栽域でタブノキの個体数が有意に多いことが明らかとなった。これらの結果から、砂撒きや植栽などの伝統的保全管理技術が、カワウによる森林衰退を軽減し遷移を促進していた可能性が示唆された。

言及状況

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冗談はさておき、カワウの糞害で竹生島の木が一面に枯れたこともある。漁業被害の報告もある。 一方、共存のための研究も進められている。 https://t.co/N1eJ9Nt18z 一般狩猟者の散弾銃によるハンティングは危険な割にあまり効果はなく、専門家による継続的捕獲が効果的。 https://t.co/tkt0j5Wx1A
こんな研究ありました:カワウによる森林衰退に対する伝統的保全管理技術の効果と検証(亀田 佳代子) http://t.co/QJCyHpOp

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