著者
弘中 満太郎 八瀬 順也 遠藤 信幸
出版者
浜松医科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2013-04-01

昆虫が正の走光性によって人工光源に集まることは,身近な生物現象である.昆虫走光性に関しては,コンパス理論,マッハバンド理論,オープンスペース理論という3つの主要な仮説が提案されているが,いずれも多様な走光性反応を十分に説明できてはいない.本研究では,顕著な走光性反応を示す幾つかの分類群の昆虫の飛翔軌跡と到達地点を解析し,それらの昆虫が光源と背景との境界部に向かうことを示した.本研究の結果は,既存の3つの仮説とは異なり,昆虫がその正の走光性において明暗や波長,そして偏光による視覚的エッジへ誘引されていることを示唆している.

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ライトトラップで緑ネットを使うとカメムシが誘引されます。 これがエッジ効果!!!(ちょっと違う) https://t.co/xiIpO4HRez
昆虫は「明るい」を目指して飛ぶのではなく、「明るいと暗いの境界線」を目指して飛ぶとする研究があるようだ。 「光源に引き寄せられているのではなく,光と周囲が作り出すコントラストの強い境界部分,すなわち視覚的エッジに定位して接近していることが強く示唆された」 https://t.co/y05v2Jdg2O

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