著者
水谷 秀樹 平工 雄介 川西 正祐
出版者
金城学院大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2013-04-01

本研究の目的は、抗がん剤と活性酸素(ROS) との関係に注目し、抗がん剤の効果・副作用の発現を酸化ストレスの観点から明らかにすることである。今回、薬物としてマイトマイシンC (MMC)、ピラルビシン (THP)、カルノシン酸 (CA)を使用した。THP, CAは、Cu(II)存在下では濃度依存的にDNAを損傷し、この損傷にはROSが関与していた。また、培養細胞の実験で、MMC, THP, CAの細胞死において共にH2O2の関与を示唆しており、これらの細胞死誘導因子すなわち抗がん作用因子としてROSの1つであるH2O2が重要であることが明らかになった。

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活性酸素(ROS)の一種を増やしたい時に抗酸化物質の摂取量を増やしてしまったら当然に…

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