著者
浅井 さとみ 宮地 勇人 良原 栄策 大島 利夫
出版者
東海大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

イミペネム、アミカシン、シプロフロキサシンのうち2系統以上の抗菌薬に耐性を示す薬剤耐性緑膿菌とアシネトバクターにおいて、多剤耐性化と遺伝子変異の相互関係、耐性遺伝子獲得の関係を調査した。その結果、薬剤排出ポンプの発現亢進が薬剤耐性緑膿菌と多剤耐性アシネトバクターのほぼ全例に関与していることが分かった。その一方で、薬剤排出ポンプの構成蛋白質の気質となるペプチドを供給する複合体蛋白(Bam複合体)の発現亢進はわずかであった。薬剤耐性の緑膿菌とアシネトバクターにおいて、薬剤排出ポンプ発現のモニタリングは感染制御に役立つことが示唆された。

言及状況

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

こんな研究ありました:薬剤排泄ポンプを用いた多剤耐性菌簡易診断法の開発と感染制御への応用(浅井 さとみ) http://t.co/cNa8RTIUwH

収集済み URL リスト