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OA
奥州藤原氏と蝦夷ヶ島の砂金
著者
中村 和之
小林 淳哉
小田 寛貴
山本 けい子
瀬川 拓郎
八重樫 忠郎
岡 陽一郎
出版者
函館工業高等専門学校
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2014-04-01
奥州藤原氏は、約百年にわたって東北地方を支配した。その富の源泉は砂金である。世界遺産の中尊寺金色堂は、黄金に輝く建物で有名である。瀬川拓郎は、北海道のアイヌが交易品として砂金を平泉に持って行ったとする仮説を立てた。本研究の目的はその仮説の検証である。まず、北海道と東北地方の砂金を分析した。つぎに藤原秀衡の別邸の柳之御所遺跡から出土した遺物に付着した砂金を分析した。両者を比較することにより、北海道の砂金が平泉にもたらされていたかどうかを確認した。これまでの検討では、平泉から出土した砂金は岩手県産のものである可能性が高い。北海道から砂金が持ち込まれたとする仮説は証明できなかった。
言及状況
変動(ピーク前後)
変動(月別)
分布
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"柳之御所遺跡から出土した遺物の成分分……平泉との関係が予想された北海道出土の遺物の成分分析などを平行して行った。しかしいずれも、平泉と北海道との強い関係を論証する結論には至らなかった" →なるほど
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(1 users, 1 posts, 3 favorites)
瀬川拓郎著「アイヌ学入門」(2015年)では、北海道の砂金が岩手にもたらされていたという仮説を検証中とのことだったけど、2016年度までの研究では否定される結果となっているな。 https://t.co/J3IIUJosbo
収集済み URL リスト
https://kaken.nii.ac.jp/ja/file/KAKENHI-PROJECT-26580127/26580127seika.pdf
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https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-26580127/
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