著者
Collins William Colman Robert Haywood James
出版者
日経サイエンス
雑誌
日経サイエンス (ISSN:0917009X)
巻号頁・発行日
vol.37, no.11, pp.18-27, 2007-10

<FONT color="#772222"> 2007年のノーベル平和賞を「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」とアル・ゴアが受賞しました。この記事の著者の5人はIPCCの第4次報告書の作業部会メンバーです。
著者
ビエッロ D.
出版者
日経サイエンス
雑誌
日経サイエンス (ISSN:0917009X)
巻号頁・発行日
vol.38, no.3, pp.32-38, 2008-02

2004 年に米エネルギー省と国防総省は「信頼性のある代替核弾頭(RRW)」計画を打ち出した。製造以来,兵器庫に長期間保管され,老朽化した核弾頭は適切に作動しない恐れがあるとして,一部を新しいものに交換するというのだ。
著者
White Tim D. 桃井 緑美子
出版者
日経サイエンス
雑誌
日経サイエンス (ISSN:0917009X)
巻号頁・発行日
vol.31, no.10, pp.48-55, 2001-10

食人には,ショッキングで胸が悪くなると同時に,人を引きつけてしまう何かがある。食料が尽きた探検隊や飛行機事故の生存者が死んだ仲間の肉を食べたという話でも,パプアニューギニアの儀式の話でも同じだ。
著者
Kiang Nancy Y.
出版者
日経サイエンス
雑誌
日経サイエンス (ISSN:0917009X)
巻号頁・発行日
vol.38, no.8, pp.64-73, 2008-07

地球外生命を探す試みは,もはやSFやUFOハンターの世界にとどまらない。宇宙人の到来を待つのではなく,私たちのほうが彼らを探す時代になった。
著者
Holman Gordon D.
出版者
日経サイエンス
雑誌
日経サイエンス (ISSN:0917009X)
巻号頁・発行日
vol.36, no.7, pp.46-55, 2006-07

太陽を取り巻く大気の最外層(コロナ)で起こる大爆発「フレア」は,たった数分間に原子爆弾数十億個分のエネルギーを放出する。フレアの最中,大量のプラズマ(電離ガス)が突発的に放出されることもある。
著者
Shermer Michael
出版者
日経サイエンス
雑誌
日経サイエンス (ISSN:0917009X)
巻号頁・発行日
vol.38, no.10, pp.54-62, 2008-08

7月5日,ツール・ド・フランスが開幕する。9人編成のチームで距離3500km,高低差2000m以上を3週間で走り抜ける,世界最大の自転車レースだ。
著者
Trappe James M. Claridge Andrew W.
出版者
日経サイエンス
雑誌
日経サイエンス (ISSN:0917009X)
巻号頁・発行日
vol.40, no.7, pp.94-102, 2010-07

人類とトリュフの関係は古くより知られ,エジプトのクフ王の食卓にも上ったと伝えられる。アラビアの遊牧民ベドウィン族,カラハリ砂漠のブッシュマン,オーストラリアの先住民アボリジニ──彼らは皆,先祖代々ずっとトリュフを採ってきた。
著者
Topoff Howard
出版者
日経サイエンス
雑誌
日経サイエンス (ISSN:0917009X)
巻号頁・発行日
vol.30, no.3, pp.90-97, 2000-03

普通のアリと違い,サムライアリの働きアリは食物を集めたり幼虫や女王を養ったりせず,自分の巣を綺麗に掃除することもしない。そこでサムライアリは生きるために,自分たちと系統的に種が近いヤマアリ(Formica)属の働きアリを手に入れて雑役をさせる。
著者
Forbes Peter
出版者
日経サイエンス
雑誌
日経サイエンス (ISSN:0917009X)
巻号頁・発行日
vol.41, no.8, pp.54-58, 2011-08

自分の姿を木の枝や葉っぱに似せて捕食者の目を逃れる昆虫はよく知られているが,近年各地で視覚以外の感覚に訴える様々な"だましの達人"が発見されている。ある種のチョウの幼虫はアリの幼虫と同じような化学物質を放出してアリの巣に運んでもらい,巣に入ってからは女王アリに似た音を発してアリたちに食料を運ばせる。
著者
フィシェッティ M.
出版者
日経サイエンス
雑誌
日経サイエンス (ISSN:0917009X)
巻号頁・発行日
vol.37, no.13, pp.92-100, 2007-12

毎日,何十億もの食品が袋詰めにされて,消費者の口元へと運ばれているが,食品汚染はきわめてわずかしか発生していない。しかし,2001年9月11日の同時多発テロ事件以来,テロリストが人を殺したり,国民の信頼失墜による経済麻痺を目論んで食べ物に毒を紛れ込ませるかもしれないという懸念が「食品防衛」の専門家の間で高まっている。
著者
Oganessian Yuri Ts. Utyonkov Vladimir K. Moody Kenton J.
出版者
日経サイエンス
雑誌
日経サイエンス (ISSN:0917009X)
巻号頁・発行日
vol.30, no.5, pp.58-63, 2000-05

自然界にある元素よりも原子番号の大きな超重元素は,つくりだせたとしても寿命が極めて短い。だが,そのなかに寿命が比較的長い元素もあるはずといわれてきた。
著者
Scott John D. Pawson Tony
出版者
日経サイエンス
雑誌
日経サイエンス (ISSN:0917009X)
巻号頁・発行日
vol.30, no.10, pp.42-51, 2000-10

一列に並んだ人たちがメッセージを隣の人に伝えていく伝言ゲームでは,思いもかけない間違った言葉を相手に伝えてしまうことがよくある。だが,私たちの体の細胞の中にある分子は,絶えず正確な情報を中継できる。
著者
ダイク G.
出版者
日経サイエンス
雑誌
日経サイエンス (ISSN:0917009X)
巻号頁・発行日
vol.42, no.1, pp.56-60, 2012-01

ホラー小説でトランシルバニア(ルーマニア西部)の有名人といえば吸血鬼ドラキュラ伯爵だが,古生物学者の間では,約100年前に恐竜男爵の異名を取ったノプシャ男爵の方がよく知られている。近年,恐竜研究の進展で,時代をはるかに先取りしていた男爵の業績に改めてスポットが当たっている。
著者
西岡 秀三 大塚 啓二郎
出版者
日経サイエンス
雑誌
日経サイエンス (ISSN:0917009X)
巻号頁・発行日
vol.35, no.12, pp.28-33, 2005-12

編集部 特集『大選択 地球の未来』では,限りある存在である地球の姿が明らかになった現在,環境と共生可能な社会システムとは何か,各分野の専門家が解説しています。この特集から,今後日本が何をすべきかを考えていきたいと思います。
著者
Lunine Jonathan I.
出版者
日経サイエンス
雑誌
日経サイエンス (ISSN:0917009X)
巻号頁・発行日
vol.34, no.9, pp.32-40, 2004-09

7年前に打ち上げられた火星探査機カッシーニが,7月,ついに土星に到達した。今後4年にわたって土星を周回しながら,環の構造の解析や磁気圏の形の測定など,様々な調査を通じて,太陽から遠く離れた神秘の惑星,土星の謎に迫る。
著者
Porco Carolyn
出版者
日経サイエンス
雑誌
日経サイエンス (ISSN:0917009X)
巻号頁・発行日
vol.39, no.3, pp.24-34, 2009-03

1997年に打ち上げられた土星探査機カッシーニは,2005年1月に土星の衛星エンケラドスの南極付近から噴出するフレアを捉えた。エンケラドスは直径500kmちょっとの衛星だ。
著者
Tarter Jill C. Chyba Christopher F.
出版者
日経サイエンス
雑誌
日経サイエンス (ISSN:0917009X)
巻号頁・発行日
vol.30, no.1, pp.46-52, 2000-01

過去40年間,科学者は地球外の技術文明から送られてくる電波の信号を探し,太陽系のほとんどの惑星に探査機を送って,生命体が生存できる条件を調べてきた。一般的には,科学者が地球外の生命の兆候をくまなく探していると見られている。
著者
Rees Martin
出版者
日経サイエンス
雑誌
日経サイエンス (ISSN:0917009X)
巻号頁・発行日
vol.30, no.1, pp.36-44, 2000-01

天文学は大きく進歩したが,宇宙の大部分の質量を占める暗黒物質は謎のままで,宇宙の平均密度は理論(インフレーション理論)が予想する値よりはるかに低い。宇宙誕生直後の様子もまったくわかっていない。
著者
Lloyd Seth
出版者
日経サイエンス
雑誌
日経サイエンス (ISSN:0917009X)
巻号頁・発行日
vol.40, no.1, pp.44-48, 2010-01

グーグルなどの検索エンジンは,利用者が入力したキーワードをすべて記録している。入力の記録から,あなたが例えば東京に住んでおり,自動車とファッションに関心が高い男性だといったことを推定し,あなたの心をそそる広告を画面に表示する。
著者
Freedman David H.
出版者
日経サイエンス
雑誌
日経サイエンス (ISSN:0917009X)
巻号頁・発行日
vol.41, no.4, pp.80-87, 2011-04

米オバマ政権は,宇宙開発の戦略を大胆に転換した。国際宇宙ステーションへの往復など地球周回軌道への人や物資の輸送は民間企業に委ねて,NASAは火星への往還などより研究的なミッションに集中する。