著者
光永 雅明
出版者
神戸市外国語大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

本研究は、19~20世紀転換期の英国社会主義者たちの自然観や自然への態度を検討することにより、同国における環境保護主義の歴史的発展に光を当てることを目標とする。その結果明らかになった主要な点は以下の通りである。まず、この時期には少なからずの社会主義者が都市化を批判して農業生活を提唱し、そこに英国の自給自足化という意義も加えた。しかしその一方で、H.ソルトが開始した動物の保護をめざす運動は、都市化とより親和的なものであった。さらにG. B.ショウらは、イギリス帝国における天然資源の公的な管理が必要との議論を開始したのである。
著者
林 範彦
出版者
神戸市外国語大学
雑誌
神戸市外国語大学研究叢書 (ISSN:13458604)
巻号頁・発行日
vol.43, pp.1-184, 2009-03-31
著者
秋谷 裕幸
出版者
神戸市外国語大学
巻号頁・発行日
2017-09-27
著者
野口 卓眞
出版者
神戸市外国語大学
雑誌
神戸外大論叢 (ISSN:02897954)
巻号頁・発行日
vol.56, no.5, pp.135-151, 2005-10-31
著者
中島 長文
出版者
神戸市外国語大学
雑誌
神戸市外国語大学研究叢書 (ISSN:13458604)
巻号頁・発行日
vol.34, pp.1-180, 2004-03-30
著者
福嶌 教隆 長谷川 信弥 浅香 武和 吉田 浩美
出版者
神戸市外国語大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

スペインでは,一般に「スペイン語」と呼ばれている「カスティーリャ語」以外に,カタロニア語,ガリシア語,バスク語などが用いられている。本研究では,これら4つの言語の基礎語彙約 4000 の対比一覧を作ってその比較を容易にし,またそれぞれの言語の借用語についての論文を発表して,多言語国家の言語使用状況の理解と語学教育に貢献した
著者
三野宮 春子
出版者
神戸市外国語大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

本研究は、即興劇の原理や手法を応用して数多くの非予定調和的で創造的な英語アクティビティを開発した。特に2015年度は「英語アクティビティ工房」を定期的に開催し、たくさんの英語教育の研究者や実践者とともにアクティビティ開発を行った(2017年度も継続中)。また、コミュニケーション分析を用いて結果を考察し、即興的やりとりを支えるアクティビティ構造について探究した。時々刻々と変化する意味状況に柔軟に応じながら他者や環境との相互交渉する「即興的やりとり」を誘発する要因として「即興性」「協働性」「創造性」を特定し、これら鍵概念の理解を深めた。
著者
河野 守夫 牟田 弘 三浦 一朗 中嶋 鴻毅 杉戸 清樹 大山 玄
出版者
神戸市外国語大学
雑誌
重点領域研究
巻号頁・発行日
1992

1.聞き取り(listening)のメカニズムについて(1)聞き取りを行う際に、発話の流れを聞き手は一定の単位で区切って極く短い期間一時的に記憶する(echoic memory)と考えられている。この単位をperceptual sense unit(PSU)と名付ける。これについて脳梁損傷者、1才6ケ月から9才0ケ月の幼児、健常な成人を含む、1000名以上の被験者を動員して20回以上の実験を繰り返した結果、perceptual sense unitとは「聞き手が一気に(holistically)に知覚することが出来る7つ(±2)以内の長さを基準の長さとする音節群が伝える1つの意味単位」であることがつきとめられた。(2)人間はある音節群をholisticallyに知覚するためには各音節が互いに300ms以内の短い間隔で結ばれていなくてはならない。Holisticallyに一気に知覚できる音節の数は大体7±2が限度である。一方、500ms以上間隔があくと各刺激を予想と検証の作業によって追跡する分析的知覚に切り替わる。両者は神経心理学に異質だが、listeningにはともに必要で、前者はPSUの形成に、後者はいくつかのPSU間の文法的意味関係を探る作業に深くかかわるuniversalな現象である。(3)Hosticallyに知覚された音節群は、分析的に知覚された音節群よりも有意に長く、echoic memoryに格納される。2.Productive sense unitについてPSUと同類とみられる単位が、吃および発話失行症患者の発話に、一定のprosody上の特徴を伴って、観察される。特に、後者の発話にはPSUに見合うproductive sense unitが存在する確たる証拠がある。3.拍・音節と言語のリズムについて(1)1才6ケ月の幼児の発話にみられるリズム現象を規定する要因は、拍ではなくて音節である。(2)言葉のリズムのlanguage specificな現象は各言語の音節構造と深い関係がある。4.ジェスチャ-と言葉の知覚・認識について(1)lconixから談話の意味をとる作業は言語能力と高い相関関係がある。(2)ジェスチャ-の単位は上記のPSUとほぼ、一致する。(3)ジェスチャ-は発話と同期するか、それより早い目に生起する。この順を機械的に逆にして、ジェスチャ-を発話より1秒遅らせると、発話を理解する作業は有意に阻害される。(4)母国語よりも外国語の発話でジェスチャ-が多用される。(5)英米人は所作がおおげさだが、ジェスチャ-の使用率は日本人と変わらない。
著者
益岡 隆志
出版者
神戸市外国語大学
雑誌
神戸外大論叢 (ISSN:02897954)
巻号頁・発行日
vol.52, no.4, pp.1-25, 2001-09-30
著者
宮本 正美
出版者
神戸市外国語大学
雑誌
神戸外大論叢 (ISSN:02897954)
巻号頁・発行日
vol.52, no.5, pp.155-169, 2001-10-31