著者
一幡 良利 浅賀 久美 池田 尚弘 木村 佳代 竹谷 恵美
出版者
筑波技術短期大学研究委員会
雑誌
筑波技術短期大学テクノレポート (ISSN:13417142)
巻号頁・発行日
no.6, pp.269-272, 1999-03

皮膚表面に常在する細菌に対するエタノールの消毒効果と持続性を検討した。消毒回数と生菌数の減少ならびに出現は一致しており、消毒回数の多いほど生菌数の減少が著しく、持続性も長かった。皮膚表面から分離した表皮ブドウ球菌の消毒薬に対する効果を形態学的に観察したところ、細胞壁の断裂ならびに細胞質内のタンパク変性が顕著で確実に死滅していた。以上の事実から、消毒用エタノールの細菌に対する効果は、殺菌的に働く故に的確に用いれば、持続性もあり有効な薬剤であることが判明した。
著者
一幡 良利 浅賀 久美 池田 尚弘 木村 佳代 竹谷 恵美
出版者
筑波技術短期大学研究委員会
雑誌
筑波技術短期大学テクノレポート (ISSN:13417142)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.269-272, 1999-03

皮膚表面に常在する細菌に対するエタノールの消毒効果と持続性を検討した。消毒回数と生菌数の減少ならびに出現は一致しており、消毒回数の多いほど生菌数の減少が著しく、持続性も長かった。皮膚表面から分離した表皮ブドウ球菌の消毒薬に対する効果を形態学的に観察したところ、細胞壁の断裂ならびに細胞質内のタンパク変性が顕著で確実に死滅していた。以上の事実から、消毒用エタノールの細菌に対する効果は、殺菌的に働く故に的確に用いれば、持続性もあり有効な薬剤であることが判明した。
著者
今井 計
出版者
筑波技術短期大学研究委員会
雑誌
筑波技術短期大学テクノレポート (ISSN:13417142)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.45-48, 1994-05-02

平成3年4月本学に着任し,学生の要請に応じてバレーボール指導している。まず,バレーボール経験の有無を聞き,経験者・未経験者のプレーぶりを見て指導を始めた。1年間指導して,健聴者のように声で連携プレーができないため,アウトボールに触ったり,お見合いをした。そこで聴覚障害を加味した実戦法として,指でサインを送る指導をした。2年目に新体連北区連盟,3年目に関東大学男子バレーボール連盟に加盟し(本学運動部で大学連盟に登録するのはバレーボール部が初めて),リーグ戦に出場した。その際,健聴者との違い(笛が聴こえない,審判の問題)をわかっていただいた。健聴者との試合では,私が声を出さずに手話で作戦を与えることがプラスになった。またトラブルを少なくするために,体育館にフラッシュランプの設置の普及という問題点もあった。聴覚障害学生を手話で指導する際に「指のサインプレー」「反復練習から体で覚える」「状況判断」が大切だということがわかった。
著者
山下 仁 丹野 恭夫 一幡 良利
出版者
筑波技術短期大学研究委員会
雑誌
筑波技術短期大学テクノレポート (ISSN:13417142)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.273-277, 1999-03

灸の免疫学的効果を明らかにするため,施灸したウサギに黄色ブドウ球菌Smith株を用いて免疫を行い,血清中の抗体価を酵素標識免疫定量法(ELISA)により測定した。その結果,施灸の時期や期間によって差はあるものの,同株に対するIgMおよびIgG抗体は無施灸対照群よりも上昇していた。今回の実験から,古来より疾病予防を目的として用いられてきた灸に免疫学的根拠があることがわかった。
著者
荒木 勉
出版者
筑波技術短期大学研究委員会
雑誌
筑波技術短期大学テクノレポート (ISSN:13417142)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.157-161, 1996-03

筑波技術短期大学機械工学科では学内LANおよびインターネットによるコンピュータネットワークを利用して,マルチメディアによるビジュアルコミュニケーションや,文字,画像・映像(含音声)等の各種データの送受信を行っている。これは学内ばかりではなく,姉妹校やライバル校とのデータの交換や,視覚情報による遠隔コミュニケーションを可能にしている。また,本学における設計製図教育の特徴ある取り組みとしてペーパーカーレースの模様をカラー写真を添えてホームページに載せ公開を始めた。これによりインターネットを通して世界中から自由にそのページにアクセスでき,ネットワークの活用の幅が急速に広がってきた。そして設計製図やCAD/CAM等の教育のように図面を多く用いての取り組みにおいても効果的に利用できるばかりではなく,ネットワークを介した教育活動におけるコラボレーションへと発展が見られるようになった。
著者
伊藤 三千代 松井 智
出版者
筑波技術短期大学研究委員会
雑誌
筑波技術短期大学テクノレポート (ISSN:13417142)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.165-170, 1998-03

聴覚障害者の施設利用時の情報受容と行動の関係から、聴覚障害者への情報提供の配慮点を明らかにすることを目的にテーマパーク内の情報環境調査を行った。その結果、施設内で提供される情報は、1)従業員のコミュニケーションによる情報、2)スピーカーから流れる音声案内・音・音楽等の情報、3)表示物、印刷物などからの視覚的情報、4)空間の配置や風景から得る視覚情報であった。本研究では「テーマパークにおける情報保障・サービス」に関するいくつかの提案のうち、2)スピーカーからの音声案内情報で、情報の構成要素(仕掛け)となる発信源が人間側にあり現実に改善が可能なジャングルクルーズに着目し、その音声言語情報の現状把握と問題点から聴覚情報の入手に障害を持つ来園者が健聴者と同じ水準でアトラクションを楽しめるための手話表現によるガイドの可能性と具体的なガイド方法を提案するものである。
著者
今井 計
出版者
筑波技術短期大学研究委員会
雑誌
筑波技術短期大学テクノレポート (ISSN:13417142)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.41-48, 1998-03

平成3年から本学に着任し、テクノレポート第3号では、平成7年度の本学バレーボール部の活動について報告した。現在指導7年目を迎えている。97年7月13~26日にデンマーク(コペンハーゲン)で開催された第18回世界ろうあ者競技大会の日本選手団役員として派遣させていただいた。そこで世界のろうバレーを見、現在の日本ろうバレーの現状と今後の課題が自分なりにわかった気がする。そこで今大会の男子バレーボール競技を通じて、今後の日本ろうバレーの方向と本学のバレー部の果たす役割を報告する。
著者
染田 貞道
出版者
筑波技術短期大学研究委員会
雑誌
筑波技術短期大学テクノレポート (ISSN:13417142)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.101-102, 1996-03

墨字と点字双方の資料を作成する場合,従来はまず墨字資料を作成し,これを点字に変換しているが,この変換の際に文節分けや漢字の読みの誤りをなくすことは困難である。ここで提案するエディタは墨字資料作成時に当然入力される読みを保存活用し,点字変換の誤りを排除しようとするものである。
著者
松藤 みどり 奈良 初美
出版者
筑波技術短期大学研究委員会
雑誌
筑波技術短期大学テクノレポート (ISSN:13417142)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.73-78, 1995-03

英語のリスニング試験において、「試験実施者が問題文を読み上げ、受験者が読話によって受信し、解答する」というやりかたが、聴覚障害者にとって妥当な代替方法であるかどうかを検討する資料を得ることを目的として、T聾学校の英検受験者を対象にアンケート調査を行った。その結果、この代替方法を用いても、英語のリスニングは、日本語の聞き取り・読み取りよりも格段に困難であると感じられていること、それにもかかわらず、練習の機会があれば取り組もうという意欲を多数の者が持っていることがわかった。この結果を英語検定協会に報告し、今後の試験の実施方法を検討していただくことを要請した。