著者
渡辺 勧持 薬師寺 明子 島田 博祐
出版者
美作大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

知的障害者に対するダイレクト・ペイメントを支援する制度として望まれるサークル・オブ・フレンズ(障害者本人を中心にして作られる家族、友人、知人、専門家等による支援の輪)の現状について英国を中心に聞き取り調査を実施した。ダイレクト・ペイメントの支援制度の多様化に伴い、本人への支援は、取り巻く地域社会の人々よりも行政の関与が多くなる傾向がある。サークル・オブ・フレンズは、現在でも、理想として求められるが、より定着するには、ソーシャルワーカーが幅広く地域社会へ関与できること、当事者団体の活動への支援、半市民的な役割をもつ支援ブローカーなどの活動への支援などの制度の発展が必要と思われる。
著者
高橋 徹 谷口 誠
出版者
美作大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

これまでに開発した結晶セルロース添加あるいは被覆した米に、食後血糖上昇緩和効果があることをヒト試験で明らかにした。さらに、結晶セルロースが小腸管腔内の糖の移動に与える影響をスンクスを用いて検討したいところ、結晶セルロース添加によって1)消化管内容物の粘度が上昇し、2)内容物中の糖の拡散速度が低下し、管腔内の多くの糖が留まり、3)糖の吸収速度を緩和させる可能性が高いことを示した。