著者
川又 俊則 武笠 俊一 板井 正斉 磯岡 哲也
出版者
鈴鹿短期大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

本研究の成果の概要は、以下の通りである。①過疎地域の宗教集団は一定の機能を有し、今後も地域のネットワークとして機能する可能性が十分ある。②老年期の宗教指導者は、教団等地域外とのコミュニケーションツールを持ち、地域住民に、外と内をつなぐネットワークの結節点となっていた。③老年期にUターンや初めての土地で宗教指導者となる選択をする人もいる。彼ら・彼女らの例から、老年期の多様な生き方のモデルが見出された。④過去の調査および、10年、20年を経た後の再調査の重要性を再認識した。
著者
勝間田 明子
出版者
鈴鹿短期大学
雑誌
研究活動スタート支援
巻号頁・発行日
2013-08-30

初年度は、10月と3月に渡航し、台中と台南においてインタビュー調査をおこなうと同時に、当時の農村部での生活を知るための一助として『民族台湾』等の当時の雑誌の復刻版を多数購入した。特に、10月の渡航はインタビュー調査のための関係づくりに焦点化したため、3月の本調査の際にはかなりスムーズに話を伺うこともできた。なお、この渡航では合計8名に聞き取り調査を行ったが、実業補習教育の内容に関する話は聞けなかった。翌26年度には、購入した資料等を読み込み、実業補習学校や農民の生活の実態が窺える記述の分析を開始した。また2月にも渡航したが、実業補習学校に関する話は聞けなかった。