著者
川又 俊則 武笠 俊一 板井 正斉 磯岡 哲也
出版者
鈴鹿短期大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

本研究の成果の概要は、以下の通りである。①過疎地域の宗教集団は一定の機能を有し、今後も地域のネットワークとして機能する可能性が十分ある。②老年期の宗教指導者は、教団等地域外とのコミュニケーションツールを持ち、地域住民に、外と内をつなぐネットワークの結節点となっていた。③老年期にUターンや初めての土地で宗教指導者となる選択をする人もいる。彼ら・彼女らの例から、老年期の多様な生き方のモデルが見出された。④過去の調査および、10年、20年を経た後の再調査の重要性を再認識した。