著者
吉田 茂孝
出版者
高松大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2008

本研究では、発達障害などの「特別な教育的ニーズ」のある子どもを含む学習集団を指導するための枠組みを理論と実践から明らかにした。「特別な教育的ニーズ」のある子どもへの指導は、個別支援が重視され、集団への指導が注目されていない。そのため、わが国とドイツの教育学の理論研究とともに小学校の実践分析から、(1)集団・グループへの指導の意義と指導方法、(2)学級指導と授業指導の両方の視点の重要性、(3)「学習形態の交互転換のある授業」モデルの構造を検討した。
著者
澤登 千恵 村田 直樹
出版者
高松大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2009

本研究では,現代の財務報告制度の起源を19世紀イギリス鉄道会計に求め,当時の主要な鉄道会社が株主総会後に作成していた報告書と関連資料をテキストマイニングで分析した。特に,自身がこれまでの研究で想定していた会計変化に対する資金調達不確実性(資金不足)の影響を再検討した。いくつかの鉄道会社で資金調達不確実性を示すキーワードを確認でき,さらにこれらの会社は,複会計システム,減価償却実務,そしてコストマネジメントを積極的に採用する傾向にあったことがわかった。