著者
三上 岳彦 長谷川 直子 平野 淳平 福眞 吉美
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
日本地理学会発表要旨集 2019年度日本地理学会秋季学術大会
巻号頁・発行日
pp.130, 2019 (Released:2019-09-24)

青森県十三湖は日本海に面する汽水湖で、現在は冬季に結氷することはないが、江戸時代にはほぼ毎年結氷(と解氷)し、その連続的な記録が弘前藩庁日記に1705年〜1860年の155年間にわたって残されていることが明らかになった。十三湖には、南から岩木川が流入しており、江戸時代には津軽平野で産出された米輸送の舟運に利用されていたことから、長期間の結氷解氷期日が記録されたと思われる。

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#青森古写真 旧市浦村十三湖の結氷風景。昭和30年代か?十三湖の結氷記録は、古くは「弘前藩庁日記」に見える。18〜19世紀には、ほぼ毎年結氷している。この写真のように、十三湖の結氷が写真記録として残っているのは珍しい?何気ない、日常のスナップ写真が歴史資料となる!https://t.co/n7hYFkcfZg https://t.co/ExsWLcZBHx

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