著者
本郷 研太 小山田 隆行 川添 良幸 安原 洋
出版者
一般社団法人 日本物理学会
雑誌
日本物理学会誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.60, no.10, pp.799-803, 2005-10-05 (Released:2008-04-14)
参考文献数
33
被引用文献数
2

フント則の交換エネルギーによる解釈は誤りである.2電子系, 軽分子の低励起状態についてこの事実が指摘されて以来, 既に20年以上経つ.スピン最多重度状態の安定性は, 運動エネルギーはもちろん電子間斥力エネルギーをも増加させる代償として得られる原子核電子間引力エネルギーの低下に起因する.本稿は, 炭素, 窒素, 酸素原子の基底状態について同結論を拡散量子モンテカルロ法によって初めて検証し, 相関の役割を解析した.

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (10 users, 10 posts, 20 favorites)

フントの規則は経験則だったのか。のちに東北大の数値計算で根本の理解がすすんだよう。https://t.co/p7f0zRCJpD
フント則の起源は何か?(最近の研究から) 日本物理学会誌/60 巻 (2005) 10 号 https://t.co/YdLpizhvdd
@gensogaku この論文はここでダウンロードできます。 https://t.co/2IyzxeFTZO 1stの本郷さんとは共著論文がある関係ですので、是非読んで下さい。
これやな。「フント則の起源は何か?」 このページまでならリンクしても構わないだろう。https://t.co/Ho3EeE3Q0G

収集済み URL リスト