著者
民輪 英之 武田 真莉子
出版者
日本DDS学会
雑誌
Drug Delivery System (ISSN:09135006)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.10-19, 2020-01-25 (Released:2020-04-25)
参考文献数
34

難吸収性薬物の経粘膜送達を実現するための有用な戦略の1つとして、吸収促進剤の利用があげられる。この戦略に基づいた研究は1980年代から盛んに行われており、現在においてはペプチドやタンパク質といったバイオ薬物を対象として、吸収促進剤を含有する製剤の臨床試験が多数進行している。そのような中、2019年においては、Novo Nordisk A/Sが開発した世界初となる経口GLP-1(glucagon-like peptide-1)アナログ製剤が米国で承認されて話題となった。本製剤には、経口吸収促進剤サルカプロザートナトリウム(SNAC)が含有されている。バイオ医薬品産業がますます拡大すると予測されている今、注射剤以外の製剤オプションを提供できる吸収促進技術の開発に新たな注目が集まっている。そこで本稿では、特に経口バイオアベイラビリティの改善を目指した経粘膜吸収促進剤に焦点をあてて、現在の開発状況と安全性に関する最新の知見、そして今後の展望について紹介する。

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粘膜吸収促進剤とDDSの進化 https://t.co/gSh8bGwBIX | Drug Delivery System 35― 1, 2020 GLP-1受容体作動薬がついに経口化で20年6月29日に承認 セマグルチド/リベルサス https://t.co/7cXTpl3XO1 | @NMonl

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編集者: Jeny
2020-06-23 12:50:53 の編集で削除されたか、リンク先が変更された可能性があります。

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