著者
小林 真 南谷 幸雄 竹内 史郎 奥田 篤志 金子 信博
出版者
日本土壌動物学会
雑誌
Edaphologia (ISSN:03891445)
巻号頁・発行日
vol.97, pp.39-42, 2015 (Released:2017-07-20)

北海道北部の銅蘭川中流部において,初冬期に河川水に大量に出現した陸棲ミミズの種構成を調べた.河川水中で発見された個体の全てがフトミミズ科で表層性のヒトツモンミミズ成体であった.一方,同時期に河畔の森林土壌ではツリミミズ科で地中性のバライロツリミミズが優占していた.これらの結果は,初冬期に道北地域の森林土壌から河川水中に一斉に移動するが,移動をするのは特定のミミズ種に限られる事を示唆する.

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@cz9_rw 11月28日に北海道の川で見つかった例もあるようですね。今日観察したこいつは弱っているように見えました。川の淵などに大量に集まっている様子を妄想しながら探しているのですが…。今のところ「土」の豊富な河川内の陸地に移動して産卵して死ぬという見立てをしています。 https://t.co/FeuVTEUZjT
@WakabayashiWalk ↓には「集団で出現するのはヒトツモンミミズのみである」というようなことが書かれてますし、(孫引きすみません
ミミズが川に飛び込むのは北海道北部でも見られるようだ。こっちだと恩恵にあやかるのはヤマメとかカジカなのかな。 https://t.co/vTSuz9tWrc https://t.co/ELx5siJSOF

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