著者
佐仲 雅樹 安食 元 江川 直人 門馬 久美子
出版者
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
雑誌
日本消化器内視鏡学会雑誌 (ISSN:03871207)
巻号頁・発行日
vol.51, no.6, pp.1462-1472, 2009 (Released:2012-07-17)
参考文献数
27

本稿では主として内視鏡初級者を対象に,以下の点を強調しながら,上部消化管出血に対する内視鏡止血の基本的手技を解説する.1)循環動態の評価と安定化が最優先される.初期輸液によって迅速に循環動態を安定させることが救命率向上につながる.循環動態が不安定な例では内視鏡は禁忌である.2)緊急であるからこそ,通常の検査以上に丁寧にスコープを操作する.嘔吐反射を誘発しないように過度な送気を慎む.3)適切な視野を確保することが内視鏡止血を成功させる鍵である.4)内視鏡止血が困難と判断したら,時期を逸することなくinterventional radiology(IVR)や緊急手術を選択する.

言及状況

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消化管出血の対応について書かれた文献です。内視鏡のことだけでなく、救急外来での循環動態の評価や安定化についても記載されていて勉強になります。 This article is written about upper... https://t.co/keSzfmXBc6
今の食道や胃からの出血は基本的に内視鏡で止めに行くので緊急内視鏡ができる施設に紹介、また、止血できても出血量が多いとのちに血流不足からくる肝障害などの副次的なことがあるので、入院治療となるので入院施設のある病院への紹介となります。https://t.co/8SVApauZc2

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