著者
天野 一男 松原 典孝 及川 敦美 滝本 春南 細井 淳
出版者
一般社団法人 日本地質学会
雑誌
地質学雑誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.117, no.Supplement, pp.S69-S87, 2011-09-01 (Released:2013-02-20)
参考文献数
46
被引用文献数
6

棚倉断層は新第三紀に日本列島形成に大きく関わって活動した大規模な横ずれ断層であり,断層沿いに多くの横ずれ堆積盆が発達する.その堆積盆内では断層の活動と海水準変動により堆積環境は,湖沼→河川→浅海→深海へと変化した.また,日本海の拡大と関連して活動したデイサイト質水中火山も存在する.本地域は日本列島の新生代テクトニクスを考える上での要の地域の一つである.本見学旅行では,横ずれ断層の運動に伴って形成された堆積盆内の堆積環境の変遷と火成活動を中心に観察する.

言及状況

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追記。 今回行ったあたりを解説した論文↓ 棚倉断層の新第三紀テクトニクスと火山活動・堆積作用 https://t.co/fSlWlG7A7V 過去の訪問記↓ 海底火山の噴火が関係している同じ時期の地層の訪問記(比企丘陵・平帆) https://t.co/VIcqOzhWH0

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