著者
丸山 道生
出版者
日本文化人類学会
雑誌
日本文化人類学会研究大会発表要旨集 日本文化人類学会第42回研究大会 (ISSN:21897964)
巻号頁・発行日
pp.266, 2008 (Released:2008-05-27)

流動食は最も重症な病人が食する食事で、それぞれの民族や地域での健康を祈願し、生命の再生を願う儀礼的な食事である。世界20カ国の50病院を訪問し、流動食を中心とした病院食を検討した。東洋(アジア)の流動食は穀物の煮汁が主体で、西洋(ヨーロッパ、オセアニア、南北アメリカ)ではブイヨン、ブロスに代表される肉の煮汁である。東洋ではさらに、北方は雑穀(粟)、日本を含む中間では米、南では大麦の煮汁が流動食の代表であることがわかった。

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ちょっと関心が出て手術後まもなく病院が出す食事について検索してた。国というか文化柄で、穀物の汁(重湯、おかゆ)・肉の汁(コンソメ、ブイヨン)・その他(コーラ(!)とか最初から固形食とか)と様々らしい [リンク先PDF] https://t.co/x3mPR5JHkH [リンク先PDF] https://t.co/jXjbhN5fUI

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