著者
岸上 伸啓 丹羽 典生 立川 陽仁 山口 睦 藤本 透子
出版者
日本文化人類学会
雑誌
日本文化人類学会研究大会発表要旨集 日本文化人類学会第50回研究大会 (ISSN:21897964)
巻号頁・発行日
pp.B12, 2016 (Released:2016-04-23)

本分科会では、マルセル・モースの贈与論の特徴を概略し、それが文化人類学においてどのような理論的展開をみてきたかを紹介する。その上で、アラスカ北西地域、カナダ北西海岸地域、オセアニアのフィジー、日本、中央アジアのカザフスタンにおける贈与交換の事例を検討することによって、モースの贈与論の限界と可能性を検証する。さらに、近年の霊長類学や進化生態学の成果を加味し、人類にとって贈与とは何かを考える。

言及状況

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@Dctr_K 「交換」という行動は貨幣より遥かに古く、或いは人類の起源そのものと言っていいのかも知れない。だとすれば、そちらに経済行動の基礎を置こうと考えるのも理由のない事ではないんでしょう。 しかし断じて"交換=貨幣"ではないし、「AとBの交換」が常に等価な訳でもない。 https://t.co/yoZKQUkVUS

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