著者
片岡 樹
出版者
日本文化人類学会
雑誌
日本文化人類学会研究大会発表要旨集 日本文化人類学会第52回研究大会 (ISSN:21897964)
巻号頁・発行日
pp.23, 2018 (Released:2018-05-22)

近代以降の神仏分離、神社合祀、政教分離といった一連の政策が、我が国の宗教的景観を一変させてきたという認識は大筋では正しいとしても、一部に過大評価を含んでいるのではないか。本報告では、愛媛県今治市菊間町の神社・仏堂の現状に関する悉皆調査の結果から、そうした国家主導の宗教再編をかいくぐるうえで未公認の小社や小堂が果たしてきた役割について再検討する。

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J-STAGE Articles - 廃社を拝む-愛媛県菊間町の祭祀にみる「神々の明治維新」- https://t.co/VXJlFgjAWt 近代以降の神仏分離、神社合祀、政教分離といった一連の政策が、我が国の宗教的景観を一変させてきたという認識は大筋では正しいとしても、一部に過大評価を含んでいるのではないか。
@umeokamaruo お祭りとかの拠り所として生き続ける強さがあると。 > 旧藩時代の寺社が明治初年に大量に整理され、その多くが廃社・廃堂となり一村一社に近い形が成立している。にもかかわらず、これらの廃社や廃堂が、現実には地域社会における祭祀の中心として今日まで機能し続けている。 https://t.co/1tCPPJyHAk
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