著者
柳澤 絵美 荒井 隆行
出版者
一般社団法人 日本音響学会
雑誌
日本音響学会誌 (ISSN:03694232)
巻号頁・発行日
vol.71, no.10, pp.505-515, 2015-10-01 (Released:2017-06-02)

本研究の目的は,促音に先行する母音の出わたりにおける「フォルマント遷移の有無」と「インテンシティの減衰」が促音の知覚に影響を与えるか検証することである。この二つのパラメータ,及び,閉鎖区間を変化させた2音節の無意味語を合成し,聴取実験を行った。その結果,まず,閉鎖区間が長くなると,促音として知覚され易くなることが確認された。次に,フォルマント遷移がない刺激音は,促音として知覚されにくいことが分かり,フォルマント遷移が促音知覚の手がかりになっていることが明らかになった。更に,インテンシティの減衰の緩急は,促音の知覚には大きな影響を与えていないことが示唆された。

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「それに対して,図-4のフォルマント遷移なしの刺激音では,閉鎖区間が最も長い380msになっても促音ありと判定される割合は80%程度にとどまり,約20%は促音として知覚されていない」 https://t.co/fdCEnvKJMK
「図-3のフォルマント遷移ありの刺激音では,閉鎖区間が260ms程度になると,約90%の割合で促音として知覚されるようになり,/t/の閉鎖区間が最も長い380msでは,その割合がほぼ100%に達している。」 https://t.co/fdCEnvKJMK
フォルマント遷移とインテンシティの減衰が促音の知覚に与える影響 https://t.co/fdCEnvKJMK

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