著者
溝尻 真也
出版者
The Japanese Association for the Study of Popular Music
雑誌
ポピュラー音楽研究 (ISSN:13439251)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.112-127, 2006 (Released:2009-10-29)
参考文献数
32

ミュージックビデオ(MV)は、1980年代以降日本でも広く受容されるようになったが、特に1980年代半ばの日本におけるMV受容の拡大に極めて大きな役割を果たしたのが、MVを紹介するテレビ音楽番組と、ビデオを用いてそれを録画しコレクションしようとするマニアの存在であった。こうしたマニアの出現には1950年代末から続くFM放送受容の流れがあり、MV番組の生成プロセスとは、こうしたポリティクスの中で、それまでとは異なった形のテレビ音楽番組が生成されていくプロセスであった。本論は、こうしたマニアという場とビデオというメディア・テクノロジーとのかかわりが、いかにMVを受容する場を形成していったのかを明らかにするものである。

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だれかの論文らしいけど、需要はほぼないだろうねえ。ときどき僕のような好事家が見つけて、読んでにまにまするくらいかしらね(^ ^) https://t.co/0qD80R8wsP
溝尻真也 日本におけるミュージックビデオ受容空間の生成過程 https://t.co/Bb7eR9NvCs #知り合いの論文を紹介する MVの受容空間の系譜の一つとしてのFMオーディオマニアの実践を描き出し、マニアとテクノロジーの関係について描き出した論文
"2-2. FMからビデオへ-エアチェック文化の変容"[卒論] / “ポ ピュ ラー 音 楽 研 究 Vol 10 2006 [論文] 日本 にお け る ミ ュー ジ ック ビデ オ 受 容 空 間 の 生 成 過 程 -エアチ…” http://t.co/oszX6JwG7t

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