著者
稲橋 正明
出版者
Brewing Society of Japan
雑誌
日本醸造協会誌 (ISSN:09147314)
巻号頁・発行日
vol.111, no.1, pp.14-21, 2016 (Released:2018-05-28)
参考文献数
14

近年,健康面で乳酸菌が話題になることが多い一方,清酒醸造において生?系酒母が見直され,多くの酒造場で製造されるようになっている。従って,目にはみえないものの,私共の身の回りにこれまで以上に乳酸菌がはびこっていることが容易に想像される。清酒醸造にとっては,腐造の原因微生物として恐れられているが,その性質をよく知ってみるとそれ程恐れることはないし,応用面でも再評価してよさそうである。ご一読をお勧めします。

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【火落ちクラスタの皆様に嬉しいお知らせ】 ・近年、火落ちでも異臭発生や極端な高酸となることは少ない ・腐造ではないが高酸となった山廃酛によるもろみから分離した乳酸菌が、マロラクティック発酵に用いることができる可能性 https://t.co/DySvmehATH
生モトの乳酸菌と違い、醸造後の高いアルコール度数でも繁殖し、酒を腐らせてしまうと言われる乳酸菌の一種「火落ち菌」ですが、近年ではジアセチル等の異臭を出さない事も多く、これを応用する研究もあるとか。 https://t.co/UK0ZqtyHSQ

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