著者
松田 岳士 渡辺 雄貴
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.41, no.3, pp.199-208, 2018-01-31 (Released:2018-02-05)
参考文献数
35

本稿では,教育工学を媒介として,教学IR(Institutional Research)とラーニング・アナリティクスの関係を整理すると同時に,教育工学の立場からみると教学IR とはどのような研究・実践の分野で,どのような知見をもたらしているのか検討してから,ラーニング・アナリティクスが教育工学とどのように関わっているのかについて考察した.結果的に,教育工学研究は,教育の諸課題を工学的アプローチで解決しようとするがゆえに,教学IR とラーニング・アナリティクスの両者と重複する研究対象・分析手法等を含んでおり,両者と知見を共有する意義がみとめられた.また,教育工学側も研究対象を広げ,新たな学際性の形成領域として両者との連携を積極的に図ることが期待される.

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松田岳士・渡辺雄貴「教学 IR,ラーニング・アナリティクス,教育工学」https://t.co/ofn6MnxKdg #論文
松田岳士・渡辺雄貴(2017)教学 IR,ラーニング・アナリティクス,教育工学 日本教育工学会論文誌,41(3),199-208.[PDF]https://t.co/7AfQjpbC0f

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